報道発表資料
芭蕉記念館で野ざらし紀行の旅340周年記念「旅の詩人・芭蕉~野ざらしを心に~」が開催中です
“蕉風”開眼のきっかけとなった「野ざらし紀行」で芭蕉を知る
芭蕉記念館(常盤1)では現在、俳人・松尾芭蕉が初めて創作のための旅に出た「野ざらし紀行」から340年を迎えることを記念した企画展「旅の詩人・芭蕉 ~野ざらしを心に~」を開催しています(12月15日(日曜日)まで)。
「野ざらし紀行」は、芭蕉の作風(蕉風)が開眼するきっかけとなったとされる重要な旅です。展示では、この旅で生まれた芭蕉の数々の作品の紹介とともに、深川から始まる紀行の足跡を辿り、観客を芭蕉の俳句の世界へと誘います。
旅の行程と、その時々に作られた作品の前半では、旅に出ることに対する芭蕉の不安がうかがえるものが並びます。一方、後半の作品からは、自然に対する安らかなまなざしを句に表すなど、旅を通じて芭蕉の作品の雰囲気が変化していく様子が発見できます。
(蕉風開眼のきっかけとされる、野ざらし紀行の成果として編まれた『冬の日』)
また、会場内では、地元・江東区出身の漫画家・沖山潤氏が描く「野ざらし紀行と芭蕉」の原画43点が、芭蕉の旅と対をなすように展示されていて、独自の視点で描かれた芭蕉の旅の様子が楽しめます。
(詠まれた句の意味や背景とともに見るのがおすすめです)
同館が、芭蕉最初の創作の旅である「野ざらし紀行」を、わかりやすく紹介することをテーマに構成した企画展は、句意を説明したパネルや、地図、風景漫画などから、多角的に旅の足跡を追いかけることができます。
「奥の細道」の旅とは異なる、芭蕉の作風の変化を感じられる展示をどうぞご覧ください。
【野ざらし紀行の旅340周年記念企画展「旅の詩人・芭蕉 ~野ざらしを心に~」】
開催期間:2024年12月15日(日曜日)まで
時間:9時30分から17時00分(入館は16時30分まで)
会場:江東区芭蕉記念館(江東区常盤1-6-3) 2階展示室
観覧料:大人200円、小中高生等50円
【ミュージアムトーク】
開催日程:11月17日(日曜日)、12月15日(日曜日)
時間:14時から14時30分
定員:各回20人
参加費:観覧料に含む
申込方法:電話・窓口にて先着順受付
【問い合わせ先】
江東区芭蕉記念館
住所:江東区常盤1-6-3
電話:03-3631-1448
お問い合わせ先
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