木場の木遣念仏
木場の木遣念仏はいつ頃成立したものか不明だが、富岡八幡宮別当永代寺の住職が、氏子の人々に広めたといわれる。戦前までは、木場の川並、船頭、材木屋の間に永代講と呼ばれる講仲間があり、仲間の家に不幸があったときに大数珠を操って念仏を唱える百万遍念仏を行なっていた。永代講は戦前になくなったが、現在も木場木遣保存会が、お念仏と称してこれを伝承している。
木遣念仏は、音頭一人、木魚を叩き算木を操る人(お坊さんと呼ばれる)一人、大数珠を回す人十数人で行なわれる。この念仏の特徴は、道具として木魚が用いられていること、木遣の節が入っていることなどである。
地区 | 深川 |
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所在地(所有者) | 木場木遣保存会 |
登録年月日 | 1985年3月25日 |
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