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更新日:2024年5月17日

ページ番号:33675

定例記者会見(令和6年5月14日開催)

区の待機児童の現況について

会見を行う大久保区長
(会見を行う大久保区長)

 まず初めに、江東区の待機児童の現況についてご報告いたします。令和6年4月1日時点の江東区における保育待機児童数は0人でございました。これにより、令和4年度から3年連続で、待機児童ゼロとなりました。

 これまで区では、認可保育所の新規整備等を行うとともに、区の窓口では、保育園ナビゲーターが区民に寄り添って丁寧に情報提供を行うなど、ハード・ソフトの両面で待機児童の解消に取り組んでまいりました。待機児童ゼロが継続したことは、これまでの区の取り組みが結実したものであり、引き続き、多様な区民ニーズを的確に捉えながら、保育の受け皿である保育定員を適切に確保してまいりたいと思っております。現在、江東区では、待機児童ゼロが続いている一方、地域や保育年齢によっては、逆に定員の空きが生じており、今後は、保育の質の向上や地域における子育て支援など、既存の施設をいかに子育て支援に生かしていくかが重要になると考えております。これからも、区を取り巻く環境の変化に対応しながら、「こどもが輝く、子育てが楽しいまち」の実現を目指してまいります。

「豊洲 千客万来」と区内をつなぐツアーを開始

豊洲千客万来ツアー

 次に、「豊洲 千客万来」と区内をつなぐツアーを開始について、ご報告いたします。今年2月の「豊洲 千客万来」オープンを契機として、区内外、国内外の観光客に、湾岸エリアだけでなく、深川・城東地区にも足を運んでいただくため、「豊洲 千客万来」に立ち寄りつつ、江東区の歴史文化もあわせて体験できるツアーを、江東区観光協会の事業として実施いたします。

 ツアーは来年1月ごろまでに8回、それぞれ異なるテーマで周遊コースを企画し、順次募集いたします。その第1弾として、区内の寺社4か所、亀戸天神社、亀戸香取神社、富岡八幡宮、深川不動堂と「豊洲 千客万来」を結び、途中ホテルでのランチバイキングをつけたバスツアーを7月14日に実施する予定で、すでに募集を始めています。現在、最少催行人員にまだ満たない状況ですので、ぜひ、参加される方を募集いたしたいと思います(注:第1回目のツアーの募集は5月15日に定員に到達)。

 また今後、「豊洲 千客万来」と区内の様々な場所をつなぐツアーを企画、実施することにより、湾岸エリアと深川・城東地区を結ぶ区内の回遊性の向上、区内での滞在時間の増加を図るとともに、多くの方に、江東区を身近な、また魅力あるお出かけ先として、何度も訪れていただけるような情報発信につなげていきたいと考えております。

江東花火大会2024の開催

江東花火大会

 次に、江東花火大会2024の開催についてご報告いたします。昨年、4年ぶりの開催となりました、江東花火大会、本年は8月12日月曜日、振替休日の午後7時から、荒川・砂町水辺公園の葛西橋と清砂大橋の間で約6,000発の花火を打ち上げます。

 昨年に引き続き、来場者の安全確保を最優先とするため、観客席は全席指定となりますが、席数は、昨年好評いただいた実績を踏まえ、約2,000席増やし、合計約1万2,000席にいたします。当日は、会場周辺で交通規制、立ち入り規制を実施するため、会場への入場はチケットをお持ちの方のみとなります。

 全席指定の観覧席については、まず区民の方に限定した無料ペア席、1,500セット、3,000席の抽選申し込みを6月1日から開始いたします。また、7月20日からは、区民の方を優先に、先着で購入できる有料席約9,000席の販売を開始いたします。さらに席に残りがある場合には、区外の方を含めた一般販売を8月1日より行います。今後、詳細は江東花火大会公式ホームページでお知らせいたします。花火の打ち上げは、今年も江戸時代より続く「宗家花火鍵屋」が担当いたします。荒川に浮かぶ台船から次々と間近に打ち上げられる迫力満点の花火をぜひお楽しみいただけたらと思います。

SNSリスク情報収集ツールの運用を開始

SNSリスク情報収集ツール

 次に、SNSリスク情報収集ツールの運用開始についてご報告いたします。本年4月から、SNSリスク情報収集ツール「FASTALERT」の利用を開始いたしました。AIを活用し、SNS上の投稿情報を分析することで、他機関からの情報提供や報道よりも先に、地域のリスク情報を収集することが可能となります。利用開始直後の先月4月には、SNS上に、江東区内広域で発生した異臭騒ぎが投稿されておりました。こちらを早急に検知し、東京消防庁や東京ガスなどへ区から対応状況や安全確認を行い、早くも効果を発揮いたしました。今後もこの迅速なリスク情報収集の活用の幅を広げ、区のリスク対応に関する初動体制の迅速化を図ってまいります。

事業承継や事業転換に取り組む中小企業者の支援

 次に、事業承継や事業転換に取り組む中小企業者の支援について、ご報告いたします。経営者の高齢化や、深刻な後継者不足に悩む中小企業者を支援するため、今年度より事業承継の支援を行っております。

事業承継や事業転換に取り組む中小企業者の支援-1

 具体的な支援策としては、まず、事業承継の啓発と後押しとして、セミナーを年2回開催するほか、事業承継を検討している事業者への専門家の派遣、事業承継をきっかけに、競争力強化や生産性向上のために導入した設備投資の経費の補助を行います。

事業承継や事業転換に取り組む中小企業者の支援-2

 さらに、事業承継支援資金の融資を新設いたしました。事業承継の前後に対応できる融資制度により、事業承継に取り組む中小企業者の経営資金調達を支援してまいります。

事業承継や事業転換に取り組む中小企業者の支援-3

 また、事業転換等の新規事業に挑戦する事業者への支援を強化するため、類似資金の融資条件を拡充し、「チャレンジサポート資金」の融資を新設いたしました。融資金額を2,000万円から4,000万円に増額し、積極的に成長を目指す中小企業者をさらに後押ししてまいります。こうした取り組みにより、区の地域経済全体の活性化を図ってまいります。

こうとう未来ミーティングについて

こうとう未来ミーティング

 最後に、「こうとう未来ミーティング」についてご報告いたします。区政運営の参考とするため、私が区民の皆さんと直接意見交換を行うタウンミーティングを開催いたします。5月29日開催の第1回を皮切りに、江東区内各地域を回り、10月24日まで、全8回実施いたします。1回当たり会場参加30名程度、オンライン参加5名程度を予定し、お子様のいる方向けの一時保育、また、聴覚障害の方向けの手話通訳にも対応いたします。

 当日は、私が所信表明で掲げさせていただいた、こども、安心安全、まちづくり、DXなど8つのテーマを中心に、区政全体についてご意見をいただく予定です。区の職員では、意外と気がつきにくい、住民視点の提案を政策につなげるなど、今後の区政運営に、区民の皆さんの声を反映してまいりたいと考えております。また、こうとう未来ミーティングのタイトルの通り、誰もが笑顔で活躍できる江東区の未来につながるご意見やご提案が、このミーティングの場を通じて、地域の皆さんに共有されることで、地域の住民同士の交流や連帯感がより一層深まり、また生み出されることを期待しておりますので、ぜひたくさんの皆さんに応募いただければと思います。

質疑応答

1.説明に関する質問

区の待機児童の現況について

(朝日新聞・滝沢)
 待機児童の現況についてっていうところに関してなんですけれども、先ほど3年連続でゼロになって、そこは本当にすばらしいことだと思うんですけど、余剰が出ている部分もあるっていうような、定員の空きが生じているっておっしゃっていたと思うんですけど、何か、どの程度生じていて、あともうちょっと具体的に、余力が出た部分をどういうふうに活用していきたいみたいな、お考えとか、今の時点であったら教えていただけますでしょうか。

(区長)
 当然のことながら、待機児童を解消するために定員枠を増やしてきて、ただ一方で、少子化が進んでいる、江東区だけではなく、おそらく東京都全体でも待機児童がゼロに近づいているっていう中で、おそらく同じ問題が生じているんだと思います。そうすると今までは量の拡大っていうことでやってきて、量がある程度解消されてきたとなると、今後はやはり質っていうところに、スライドしていくんだろうなと思います。どうやってその保育の質を担保し、かつ底上げしていくかで、保育園だけではなくて、区には幼稚園もありますし、未就学児のこどもたちの教育、また福祉的な部分を全体としてどうやって底上げしていくか。そういったことをこれからは課題として取り組んでいきたいというふうに思っています。

(保育政策課長 会見終了後、報道機関に対し補足説明)
 令和6年4月の認可定員は17,040人、空き定員は2,451人、空き定員率は14.4%となっています。令和5年4月の空き定員率は13.9%で、割合としては微増となっており、保育年齢別では4から5 歳児クラスで空きが顕著となっています。なお、空き定員は4月が一番多く、年度途中の入園で徐々に埋まっていく傾向です。

「豊洲 千客万来」と区内をつなぐツアーについて

(東京ベイネットワーク・田嶋)
 「豊洲 千客万来」と区内をつなぐツアーについてですけれども、今回は第1弾ということで、区内の寺社をめぐるツアーとなっておりますが、第2弾以降のコースの構想などがあれば教えてください。また、今回のツアーについて区長がどういった点に期待しているのかも教えていただければと思います。

(区長)
 まず第2弾、第3弾のツアーにつきましては、今、観光協会と事業者の方でご相談していただいていると聞いております。私としては、江東区は色々な魅力がありますので、例えば和船の乗船体験であったり、あとカヌーであったり、江東区ならではの体験をしていただけるようなツアー、あと、いろんな公園や見どころもありますので、そういったところを楽しんでもらえるツアーができるといいなと思っております。

 期待する点としては「豊洲 千客万来」は皆さんご案内の通り、本当に観光客の方中心にいろんな方に訪れていただいて、ただそこで終わるのではなく、それを機会に、豊洲のみならず、深川・城東の地域に足を延ばして、江東区全体を楽しんでいただけるような、そんなツアーになるといいなと思っています。

SNSリスク情報収集ツールについて

(朝日新聞・滝沢)
 SNSリスク情報収集ツールの関係で、Twitter、現X上に、江東区内の異臭がしたとかそういうものをキャッチして表示するっていう理解でいいのかっていうのと、これの運用方法って何か担当の部局が定期的に見ていって、キャッチしたら消防庁とかに通報するって運用をしているのかっていう、どういう流れで運用してらっしゃるのかっていうのを伺いたい。

(区長)
 まず対象とするSNSは、今おっしゃったXの他に、Instagram、YouTube、TikTok、Facebookを情報源としています。ただ、やはりつぶやくという性質上、情報源の多数はXによるものになっています。実際それをどう運用しているかっていうのは、職員ということではなく、AIを用いたツールを活用するっていうことでやっております。

(危機管理課長 会見終了後、報道機関に対し補足説明)
 アカウントは複数あり、危機管理課で防犯・停電・その他全般の情報で活用し、そのほか災害・火災の情報、水防関連施設の情報、道路等施設の情報を関係する課で活用しています。

事業承継・事業転換支援について

(日本経済新聞・札内)
 事業承継についてお伺いしたいんですけども、こちら、23区の他の自治体でも、事業承継の支援をやっている区もあると思うんですが、何か江東区の独自の支援の仕方だったりとか、特徴だったりとかがもしあったらお伺いしたいのと、江東区で事業主さんたくさんいると思うんですけど、そういう江東区の事業の特徴に合わせた支援とかを考えてらっしゃるのかっていうところをお伺いできればなと思います。

(区長)
 おっしゃる通り、今事業承継は全都的な課題になっていて、他区でも事業をやられていると聞いております。江東区で言うと、昔から工場があったり、あと木材ですね。そういったところで、中小企業・工場の数が、すごく、思った以上に多い区だと思っています。有名なのは大田区とか中小企業、工場が多いっていうふうに言われているんですが、実は江東区も、それに負けないぐらい数があって、やはり町場に行くと、実際に今の経営を何とかしなきゃいけないっていうのはもちろんなんですけど、将来に向けてやはりまず、後継者がいないっていう問題と、プラスその後継者がいたとしても、今の状態で引き継げるかっていう問題。本当に事業承継の問題はいろんな要素が絡まっていて、なかなかこう、おそらく事業者の皆さんだけで解決するのは難しい、そういったところで行政と一緒になって、ひとつでも多くの企業が、単に生き残るということではなく、より発展できるような、そういった応援ができればということで考えています。

(日本経済新聞・札内)
 これまで江東区ではこの事業承継に限ったというか、特筆、事業承継とうたって支援をしたことはこれまではされてなかったっていう理解でいいんですかね。

(区長)
 今までは経営相談の一環として事業承継っていう、もちろんテーマとしてあったんですが、事業承継ということで特化したのは初めてという形です。

(経済課長 会見終了後、報道機関に対し補足説明)
 これまでも通常の経営相談の中で、事業承継に関する相談があった場合には対応してきましたが、新たに制度融資を新設するとともに、興味を持ってもらうためのセミナーの開催や、より深く相談に対応するための専門家の派遣など、各段階においてサポートできるよう、事業を展開していきます。

こうとう未来ミーティングについて

(東京ベイネットワーク・田嶋)
 区長が各所に出向いて区民の方と直接意見交換されるということですけれども、このミーティングに対する区長の意気込みなどをお聞かせ願えればと思います。

(区長)
 私も江東区のまちづくりで、こういうまちにしたい、こうなったらいいなっていう目指すべき将来像というか絵姿はあるんですけれども、どうやってそれを実現していくかっていうのを考えたときに、区でいろいろ取り組み、事業を行うのはもちろんなんですが、やはりそこに住んでらっしゃる方々が、どういったまちを望んでいて、どういったまちにしたいか、区民の方と行政と一緒になってまちづくりをしていくっていうのが、とても大事だし、必要だと思っています。そういう意味では、区民の方と直接どういったまちにしたいかっていうことを意見交換して、それがいろんなアイデアが、また区の事業だったり、あと区民の方々の活動に繋がっていくと思っていますので、とても期待していますし、とても楽しみにしています。

2.その他の質問

衆議院議員補欠選挙(東京15区)について

(共同通信・鈴木)
 衆議院議員の東京15区の補欠選挙が先日ございました。大久保区長の支援された乙武さんは5位ということで、かなり厳しい結果だったと思うんですけども、それに対する受け止めを教えてください。

(区長)
 今回、複数の候補者の方が出られて、私の個人の思いとしては、江東区を前に進めるために、やはりその江東区だけでは、うまくいかないところがある。やっぱり江東区と東京都とあと国と一体となって行政を進めていきたいという思いがある中に、東京都知事、また国と連携して、江東区の行政を進めるという観点で、候補者の応援に入らせていただきました。ただ、これはやはり、今おっしゃるように、15区、江東区民の方が選ぶ選挙ですので、当然のことながら、結果としては、江東区民の皆さんのお気持ちだということで受けとめております。

(共同通信・鈴木)
 重ねてなんですけども、国との一体となってという話もありましたが、酒井さんが当選されたわけですけども、酒井さんも含めて国と今後どのように行政を進めていくかも教えてください。

(区長)
 たまたま15区と江東区は、全国で珍しく重なっているっていうことで聞いています。酒井さんとはまだ直接お話をしたことはありませんが、当然、江東区を前に進めるという思いは、酒井さんもご一緒だと思いますので、そこはぜひ連携して、今後は取り組んでいけたらと思っております。

(共同通信・鈴木)
 この選挙はそもそも選挙違反が原因で起きた選挙でございます。区長、選挙に対しての思いというか、クリーンな政治、クリーンな選挙についてどのようにお考えか教えてください。

(区長)
 当たり前のことでありますが、選挙というのは、区民、国民の方が自分たちの意見を代弁する候補者を選ぶっていうその大原則があるわけで、公正だ、クリーンだっていうのはある意味それを言わなきゃいけないこと自体が非常に残念な事態だと思っています。区民の方、国民の方が候補者を選ぶのに、そういった不正があってはならないってのはもう当然のことですので、今後もそういった点は自分も含めて、もう政治家一人一人が本当に心してやらなければいけないと思っています。

 

(東京新聞・井上)
 前回の区長会見のときには、乙武さんを応援するのかどうかというのは、話し合ってみないとわからないというふうなお話しをされていたと思うんですけども、実際に乙武さんを応援した理由というのは何だったのか、都民ファだから応援したのかどうかについてもお教え願えればと思います。

(区長)
 先ほどのご質問とちょっと重複するんですけれども、やはりその江東区を前に進める上で、都や国と連携できるっていうところが1点と、あと、個人的な乙武さんへのという点については、私も障害福祉を8年間やってきましたけど、果たしてこれが本当に障害のある方が望んでいることなのかどうかっていうのはやはり、迷いながらやっていた部分がありました。乙武さんはまさに障害当事者っていうことで、そういった視点も持ってらっしゃるっていうところで、個人的には応援をさせていただきました。

(東京新聞・井上)
 15区補選で、ツイッター上で、おそらくつばさの党について言及されているんだと思うんですが、区民の安全確保についてつぶやかれていたと思うんですけれども、この件で、昨日、警視庁で家宅捜索が入りました。これについての受け止めについてお願いいたします。

(区長)
 当時は、選挙期間中ということもありましたので、特定の候補者だったり、特定の状態について、区長である私が何か言うというのは、いろいろ、どうなのかなっていうところもあって、いろいろ悩みました正直。ただ、やはり報道等を見るにつけ、政治家の候補者同士ではなく、そこに見にいらっしゃっている区民の方。今、いろんな国会議員の方、また東京都知事含め、当時の選挙を振り返っていろんな法規制が必要なんじゃないかって議論がされていると思います。それはぜひ議論を進めていただきたいと思いますし、私はちょっとそれとは異なる視点で、その選挙活動をやっている中で、やっぱり区民の方がすぐそばにいて、本当に、もし万が一例えば、区民の方がけがをされたり、そういった事態になったら本当にどうしてくれるんだ、っていう思いがありましたので、当然警察の方にはそういったことがないように、よくよくお願いはして、ただ、そのお願いをしているっていうことも、区民の方にはわからない・伝わらないと、やっぱり皆さん、不安なんじゃないかという思いがありましたので、区民の方に万が一危害があるようなことはあってはならないし、あってはならないと、江東区は思っているし、だからきちんと警察に相談していますよっていうことを、区民の方に伝えたいということで、SNSで発信をさせていただきました。思った以上に反響があったなというのが正直なところです。

区長選について

(東京新聞・井上)
 昨年の12月に区長当選されたと思うんですが、その当時都民ファーストの会も全面的に支援されておりました。その点でお伺いいたしますが、区長、候補者になってる際に、都民ファの方と誓約書などを交わしたというふうなことはございましたでしょうか。前区長の木村さんは交わしていたと思うんですけれども、その大久保さんの方も、やっぱり紙で、文書で都民ファとのその政策について支援したりとか、白戸さんとのその政治活動の、選挙運動の協力などについて、そういった書面というのは交わしましたでしょうか。

(区長)
 政策協定書というものはおそらく結ばせていただいたと思うんですけれども、誓約書っていうのはどういう?

(東京新聞・井上)
 文言については、頭の題字がどうだったかっていうのはこちらのほうではわからないんですけども、そういう協定を結んだということでしょうか。

(区長)
 政策に関する協定書っていうのは結んだと思いますが、その選挙、例えば選挙の応援に関するとか、選挙運動に関する誓約書っていうような意味だとすれば、それが表題がどうであれ中身がどうであれ、そういったものは結んでないと思います。

(東京新聞・井上)
 政策協定は結んだということでよろしいんですか。

(区長)
 書面だったかどうかっていうのは、わからないんですけど、当然応援してくださるにあたって、応援してくださる各政党の方とは、政策協定を結ばせていただいて、応援に入っていただいたっていうふうに理解しています。

(東京新聞・井上)
 つまり都民ファだけじゃなくて、自民党とか、そういったところとも結んでいる。

(区長)
 そうですね。

地方自治法改正案について

(時事通信・高野)
 現在ですね、災害ですとか感染症といった緊急時に国の自治体への指示権を拡大する、地方自治法の改正案が衆議院で審議されていると思います。すでに23区の他の自治体では一部反対の声なども上がっていますが、区長はコロナ禍では都の職員として、国と連携した対応なども当たっていたと思いますが、そういった経験も踏まえてですね、この改正案に関して、区長としての意見が何かありましたら、お聞かせください。

(区長)
 これから審議されるっていうことで、そこは国の動向を見守るっていうところが一義的なお答えになるかと思いますが、今、その慎重な意見を求めてらっしゃる方は、やはり、地方自治体の自治権っていうところで非常に心配されているんだろうなと思っています。私も、その東京都にいたときは、やはりああいった災害時に当たって、やはり今の法整備ではなかなか、動けない部分もあるなということは感じつつ、ただ、本当に基礎的な地方自治体の長として、万が一にも、その自治体、自治権が何かそれによって阻害されるっていうことも問題だと思っていますし、ちょっと玉虫色の回答になって申しわけないんですけれども、やはり災害対応っていう目的に対して、どうすれば一番、即時的な対応ができるかっていうところはもちろん必要ですし、その反面、地方自治の本旨っていうものを損なわないように、それは両面必要なので、そういった議論がこれから重なっていくんだろうなというふうに思っています。

(都政新報・岸)
 先ほど自治法改正のご質問に対して、区長が東京都にいたときは、今の法整備では動けない部分もあるとお感じになっていたっていうことなんですが、何かエピソードとか、こんな点が、っていうのがあったら教えてください。

(区長)
 私は、どちらかというと福祉分野にいたので、福祉のことについてしかわからないので、ちょっと偏った見方があるかもしれないっていうのはお断りした上で、よく言われていることが、例えば医療機関への、例えば強制権がないっていうところだとか。それは、今回地方自治法と直接関係する部分ではないと思うんですが、やはり今の法体制の中では、地方自治体にしても国にしても、どうしても強制力がないっていう中での限界っていうのはあるなと思いました。それが果たしてその強制力を持って法律でやることがいいのかどうかっていうのは、もちろん議論があるとは思うんですけれども、やはり何かあって、コロナの中ではその枠の中で、みんな何とか頑張ってやって、東京都で言えば本当に死者の数も世界的に低く抑えられたってことはあるんですが、やはり当時を振り返って、もうちょっとここがこうだったら、もっとよかったかもしれない、っていうのは当然あると思うんですね。その中で必要な法改正の議論っていうのは、そこはやっぱり議論するべきだというふうに思います。

副区長の退任について

(東京新聞・井上)
 武越さん、昨年の何月だったか副区長として就任されて、3月末で退任されたと思うんですけれども、1年経たずに、退任したことに対して、区議や職員の方から一部不満の声も、こちらの方では、お聞きしているんです。聞いているんですけれども、なぜその副区長を替えられたのか。一身上の都合とはいえ、区長のお考えについて、専権事項ではあると思うんですけれども、その辺、なぜ替えたのか、お願いいたします。

 (区長)
 武越前副区長については、一身上の都合ということで、辞表を私の方にお出しになりましたので、それを受理したということになります。

お問い合わせ先

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽4丁目11番28号

Fax:03-5634-7538

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