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更新日:2017年1月19日

区長と話そう!こうと~く 平成27年8月25日実施

  • 日時
    平成27年8月25日(火曜日)3時30分~4時30分
  • 場所
    江東区文化センター5階 第9会議室
  • 参加者(活動場所/所属)
    東方陽子さん(亀戸七丁目南公園/亀七南ガーデンクラブ)
    美濃又哲男さん(区内全域/みどりネットKoto)
    安藤美帆さん(金森公園/金森フラワーガーデン)
    髙本征治さん(豊住公園/豊住ローズパティオ)
    町田ムツ子さん(大島五丁目公園/スマートライフメンバーズ)
    中沢幸子さん(武田堀公園/冬木武田堀ガーデン)
    林幹子さん(北砂2丁目2番~6番/北砂二丁目緑の里親会)
  • テーマ
    みどりのボランティアについて
  • 区側出席者
    区長、政策経営部長、広報広聴課長、施設保全課長
  • 概要
    以下のとおり

みどりのボランティアの皆さんにご参加いただきました

みどりのボランティアの皆さんにご参加いただきました

開会挨拶

【区長】
皆さん、こんにちは。お忙しいところ、ご出席いただきましてありがとうございます。みどりのボランティアさんとこうしてお話しができるということを大変楽しみにしておりました。
緑の果たす役割というのは皆さんも充分ご存じのとおりで、地球温暖化防止や生物の多様性の回復など、いろいろな効果があると同時に街の品格も高めるという非常に大きな意味があります。これからもっともっと緑を増やしていきたいというのが私の夢でして、それでCIGビジョンを作りました。「街に緑」はどこでも言っていることで、そうではなくて「緑の中の都市」を作りたい。それは一朝一夕にしてできることではありません。何年もかかります。しかし、今からそれを一生懸命進めることによって、これから生まれてくる次の世代のこどもたちや、そのまた更に次の世代のこどもたちが緑の中で生活できることになれば、きっといい子たちがどんどん育つだろうと思うんですね。皆さんと一緒に力を合わせて、「どうやったらいい街ができるだろう」「どうやったら緑が増やせるだろう」、そういったことを考えていきたいと思いますので、今日はぜひいろんなお話を聞かせていただけたらと思っています。だから、どうぞ遠慮なくですね。何でも自由に遠慮なくおしゃべりをしていただければありがたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1 活動している場所や、活動内容について

【東方さん】
私は亀戸七丁目南公園というところで、「亀七南ガーデンクラブ」という活動をしています。これは企業と行政と地域の方々がコラボをしてできたコミュニティガーデンということで、地域のあったかい交流の場になるような公園を目指して活動をしています。私自身はグリーンアドバイザーとしてガーデニングの指導もやっております。
【美濃又さん】
「みどりネットKoto」というみどりのボランティアの団体があるんですけれども、そこの会長として会の運営にあたっています。具体的には助成金などの申請やコミュニティガーデン活動のマップ作りなどをしております。あとは会としては、区民まつりなどのイベントに参加したり、みどりの工作教室という緑に親しむ教室を開催したりしております。
【安藤さん】
私は全くの専業主婦でみどりのボランティアに参加させていただいているという感じです。南砂五丁目の金森公園というところでハーブの栽培や花壇の整備などに参加させていただいております。
【髙本さん】
豊住公園のところにあります「豊住ローズパティオ」というバラ園で活動しております。あとは南砂二丁目に、「憩う☆花海どうの会(いこう・はなかいどうのかい)」というのがありまして。これはできたのは最近で、今は3年目くらいなのですが、やっと近ごろは会員が増えてまいりました。活動としては、南砂の遊歩道のところの明治通りへの出口のところに花を植えております。区長さんにも見ていただいてお褒めをいただいたということで、一同喜んでおりました。
【区長】
あの場所、朝によく皆さんで草取りしてますよね。「ベランダ緑化をやれ」って、私はいつも一生懸命騒いでいるんですけど、それで自分がやらないのもおかしいと思って、自分でもバラを育てているんですよ。咲くときは咲くんだけど、咲かなくなったら全然咲かないでね。なかなか難しい。豊住のバラをよく見に行くんですよ。「どうやって手入れしてるのかな?」と思って。
【髙本さん】
あそこはですね。バラのことをよくご存じのベテランさんもおられますので、その方たちの知恵をお借りしてやってます。私の時に枯らしては、面目ないもんですから。なんとか頑張って次の方につなげたいなと思ってます。
【林さん】
北砂二丁目町会の中のボランティアという形で、今は防災通路ですとか北砂二丁目公園の前の通りなどでサルビアの花を植えさせていただいたりしています。それからあとは、明治通りの方で東京都のボランティアとしても活動させていただいています。私たちは町会が協力的ですので恵まれているなぁと感じています。会員さんはだいたい50名ほどなのですが、みんなで手助けをし合いながら、年に2回ほどお花を植替えさせていただいています。とてもキレイな花を咲かせていただいているなあって思って、すごく感謝しております。
【中沢さん】
門前仲町の近くの冬木というところから来ました。冬木にあるL字型の小さい武田堀公園という公園は、江戸時代からたぶん貯木場としてあったところなんです。今年になって初めて区に問合せをしましたら、「どなたも見守りをしてない」ということでした。そこで13人の有志を募って、公園の雑草取りや皆さんで持ち寄ったお花を植えたりといったことをボランティアでやっております。
【町田さん】
大島五丁目から今日は参加させていただきました。一つのきっかけづくりとして、公園に「花を植える」というということができないかとずっと思っておりました。そこで、「人が人を花でつなぐやさしいまち」というようなキャッチフレーズで団体を作らせていただきました。今年の4月に立ち上げて、まだほやほやでございます。景観はもちろんのこと、環境問題あるいは防災の意識も含めて、いろいろな目的も織り交ぜながら活動を進めているところでございます。

2 みどりのボランティアとして活動しようと思ったきっかけ

【区長】
みどりのボランティアとして活動しようと思った、そのきっかけは何だったんだろうかなぁと思うんですが。林さんはどうですか?
【林さん】
私はやはり先程もお話しさせていただきましたが、町会で始まったということが第一です。あとは、皆さんの誠意がすごかったことですね。私も本当にお花が好きですので、それで始めさせていただいたということもすごく大きいと思っております。
【中沢さん】
お花が好きという方たちが近所にいらして、それで集まりました。あとは、近所に保育園が3つあるんですが、そこの子供たちが遊びに来た時に「お花がいっぱいでキレイね」って言われるといいなと思いまして。実際、キレイと言っていただけるので、それを自分の喜びとしています。
【町田さん】
日々生活していて「緑が見えない」「花が見えない」というところに、私自身の中にアレルギーみたいなものを感じていて、「もうギブアップ!」という気分だったんです。「どんなに年をとっても、家の周りの一歩外へ出て花をいじっていたい」というのが私の人生最後の夢のつもりでした。でも、「最後ではないのだ!今やらなければいけない大事なことなんだ!」と思い直しまして、活動を始めさせていただきました。
【美濃又さん】
緑の委員というボランティアの制度が以前あったのですが、その公募が平成10年にあったんです。それに応募したのが直接のきっかけで現在に至っています。
【安藤さん】
私と娘は元々、植物を育てるのが大好きでした。それで、「江東区に住んだからには何かやりたいな」と思っていて、江東区が主催しているベランダガーデニングの講座に出たんです。その時に、みどりのボランティアというものがあると知って、「活動を通して植物の知識も得られるだろうし、ご高齢の方やこどもと話す機会ができるかな」と思って参加したのがきっかけでした。それで今、思った通りにすごく楽しく活動できています。

3 活動する中で感じるやりがいや苦労などについて

【区長】
いろいろ活動していると、やりがいを感じたり、嬉しかったり、あるいはご苦労されることなどもあるかと思いますが、その辺りはいかがでしょうか?
【中沢さん】
私は今年の暑さに参りました。汗が目に入って、痛くて作業ができなかった時は困りましたね。あとは、お花が結構枯れていったりもするので足していかなくちゃいけないんです。皆さんが有志でお花を持ってきてくれるんですけど、できればどこかからかいただけたらいいなぁと思っております。それで今年、木場公園の花壇の見守りにも勉強のためということもあって入りました。それは私一人で参加しているんですけれども、キレイなお花が咲いた時なんかはとっても楽しいですよ。
【髙本さん】
水やりをホースでやってるんですけど。木場公園側に行った所にあるトイレを水源に使っていて、そこからホースをずっと伸ばすんです。散水栓みたいなボックスのようなものをつけていただければ、100メーターぐらい伸ばすだけでよくなりますんで、女性の方だけでも作業できるんじゃないかなぁって思ってます。
バラの植替えなんかだと、大きな穴を掘らないといけません。そういうのは男性の仕事っていうことでやってるんですが、残念ながら、男性も新しい人がこられませんもんで、だんだん高齢化も進んでおりまして、ちょっと気の毒かなぁと思ったりします。
【美濃又さん】
私は花壇の管理などはあまりやってないものですから、苦労といっても皆さんに比べるとあまり無いんですけども。強いて言えば、立場上いろんなことをしないといけないので、時間のやりくりみたいなことが苦労といえば苦労ですね。
【東方さん】
皆さんと同じように、お花を見た道行く人に「キレイだねぇ」「ありがとう」と言っていただけるのが、一番のやりがいを感じるところですね。それで同じようにメンバーの方々が、「そう言われたんだよー」「すごいよかった!」っていうふうに言ってくれるのが嬉しいです。「メンバーの方もやりがいを感じているんだ!」っていうのが、私の更なるモチベーションアップにつながってます。
苦労しているのは花苗代(はななえだい)についてです。今のところは皆さんのポケットマネーだったり助成金をそれぞれ申請してという形になっているので、それを捻出するっていうところが一番の苦労するところかなぁと思います。
【区長】
行政としても、どこまでバックアップできるかというね。なかなか難しい問題なんですが。

4 区内の緑化を更に進めるアイディアについて

【区長】
オリンピックも控えてることだし、花を植えたり育てたりして、これからまだまだもっと緑を増やしていけたらいいですよね。そういったことを考えた時に「もっとこうしたらいい」とか、「こういうことやったら、もっとよくなるんじゃないか」っていうご提案やアイディアがありましたら教えてもらえればありがたいと思うんですが。髙本さん、どうですか?
【髙本さん】
日頃ちょっと考えてたんですが。花の種って比較的安いんです。区のイベントの際に、花の種だけじゃなくて育て方とか管理の方法を書いたイラストみたいなのを一緒に配っていただくのはどうかと思いました。それなら、あまりお金をかけないでもできますし、相当緑が増えるんじゃないかなっていう気がしてます。
【美濃又さん】
「江東区みどりのボランティアの支援要綱」のことなんですけども。平成16年の7月に施行されたもので、できてから10年以上経っているので、それの見直しをしていただけたらなと思っています。
それから、もうひとつ。区内にはコミュニティーガーデンの活動をされてる方々の他に、家庭の生ゴミを堆肥化(たいひか)するグループですとか、ビオトープの管理をされてるグループなど、いろんな環境のテーマで活動されてる団体があるんですね。だけど、そういう団体が一緒になって活動したり、フェスティバルみたいな形で集まったりっていうことはなかなか無いんです。ですので、そんな機会をどこかで作っていただけると嬉しいなぁと思っています。
【中沢さん】
私は、えこっくるでエコサポーターやってるんですよ。ゴーヤで緑のカーテンを作るというのを3年前から始めました。今年も頑張らなくっちゃって思っていたら、猛暑のせいか葉っぱがちょっと小さめになってしまってがっかりしちゃいました。それでも、一度始めたことですので品評会に出せるように育て続けないといけないなぁとは思ってるんですけど。そういうように、いただけるものを皆さんで街の中でまず育てていければ、お金をかけないで緑を増やせるんじゃないかなと思います。
【林さん】
個々の家のそれぞれで、一軒に一個づつ緑が増えただけでもすごい緑が増えるなぁっていうことをすごく思いました。私は三十何年前に江東区に嫁いでまいったのですけれど、その時に区の方からお花か植木かをいただいた記憶があるんですね。そういうのをまた復活すれば、一軒に一個づつ緑が増えていって、すごい緑が増えていくかなぁっていうことを最近すごく思う様になりました。おばあちゃんがよくもらってきてはすごい喜んで、「これ育つんだ」って話していたんです。その時にいただいたものがまだ家にあるんですよ。

5 みどりのボランティアとしての今後の抱負

【区長】
いろいろお話しを聞いてきて、最後になりますけどね。「こうしてよ!」とか「こうしたい!」とかっていうような、皆さんそれぞれの抱負やご意見ありましたらどうぞおっしゃってください。東方さんからお願いします。
【東方さん】
実は、今日は家を出てくる前に末の息子から「良いことを言ってこなくっちゃ!」って言われたんですけど。
【全員】
(笑い声)
【東方さん】
「良いことって何?」って聞いたら、「ガーデニングは人々に幸せを与える一つの手段だ!」っていうふうに、息子が言ったんです。
【区長】
息子さんは、おいくつなの?
【東方さん】
小学校6年です。
【区長】
へぇー。しっかりしてるね!
【東方さん】
私はお花のことばかりやっているので、「息子はそういうふうに感じてたのかぁ」と思って、すごい感動したんです。「私、すごい良いことしてるって子供に思われてる!」と思って、とても嬉しかったです。
「お花があることで、皆さんが安心して安全で暮らせる街づくりができるんだ」っていうことを、私はことあるごとにお話ししているんですが、そういった活動をもっと増やしていきたいなぁということを思っています。
【美濃又さん】
実は、私は樹木医として都内の各地の桜の世話なんかもやっているんですけども。東京の緑のことを考えていますと、地域の中で技術的な支援をしたりコーディネートするような役割を担った組織っていうのは、これから絶対に必要になってくるだろうなっていうふうに思ってます。江東区でもそういった組織が立ち上げられたらなぁというのが、当面の私の願いですね。
【安藤さん】
高齢の方やこどもなども含めたどんな方でも活動を通して楽しめる様なコミュニティにしていけたらいいなって思ってます。
【髙本さん】
バラがキレイなのは春の5月から7月ぐらいにかけての一斉に開く時期で、その頃が一番の見ごろではあるんです。また大勢の方に来ていただけるように精一杯、頑張っていきたいなぁと。そんな様な感じでございます。
【林さん】
会員さんが高齢化してますので、もうちょっと若い方々に協力していただけたらなぁと思っております。
あと、北砂2丁目公園には樹木はあるんですけれど周りにお花が無いんですよね。ですので、また町会の方々にご協力いただくことになるかと思いますけど、その辺も手がけられたらいいかなぁなんて、その様なことを考えております。
【中沢さん】
鷹を飼っていて飛ばしてらっしゃる方と、最近お友達になったんです。その方の鷹がもう、みんなのマスコットみたいな感じで人気者になってます。
【区長】
ほぉー。
【中沢さん】
そんなことを通してできる人と人とのつながりが、いろんなお花を育てるのにもいいんじゃないかなぁって思ってます。
【町田さん】
通りに住んでる皆さんで、「何とかロード」とか「何とかの道」というように通りに一つ一つ名前を付けたら、なんて素敵なんだろうって思いました。
江東区というのは、水と緑がある本当に素敵な場所なんですね。そこに花も咲き乱れていたら、なんて素敵なんだろうって思います。私は「花は平和の象徴」だと思うんです。色とりどりの花を絶えることなく植えて、それを御霊(みたま)に捧げているというような、そんな日々の平和観みたいなものを区民のみんなが持っているような成熟した区にしていったらいいだろうなぁなんて思っております。

閉会挨拶

【区長】
今日は皆さんから本当にいいお話し聞かせていただきました。みんなが街中で緑を育てていて、「江東区はどこに行っても緑がいっぱいで花がいっぱいだな。あんな区は無いよ!」って言われる様な街にできたらいいですよねぇ。それにはやはり、皆さんのお力も借りながらもっともっと広くいろんな団体、あるいは企業や行政も含めて一緒になって頑張らないといけないし、多くの皆さんに参加してもらわないといけないなぁって、お話を聞いて感じました。今は5年後のオリンピック・パラリンピックという一つの目標がありますんでね。そこに向けて、みんなで「よし!やろう!」っていうような、区民が総出で参加するような運動でもできたらいいなぁっていうふうに今日のお話しを聞いて思いました。これから行政としても、役所も一生懸命知恵を絞りながら皆さんのお話を参考にしながらやっていきたいと思います。またぜひ、お力を貸してくださいね。よろしくお願いします。今日はいいお話しを聞かせていただいてどうもありがとうございました。

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政策経営部 広報広聴課 広聴相談係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2364

ファックス:03-3647-9635

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