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更新日:2021年11月17日

定例記者会見 令和3年11月17日分

定例記者会見で説明する山﨑区長

<定例記者会見で説明する山﨑区長>

補正予算の編成について

 現在、緊急事態宣言が解除され、感染者の状況は落ち着いている状況でございますが、今後感染が再拡大する懸念もあります。第6波を見据えた対策をはじめ、3回目のワクチン接種に向けた準備など喫緊の課題に対応するため、この度6度目となる一般会計補正予算を編成いたしました。

補正予算の編成

<補正予算の編成>

補正予算の概要1

<補正予算の概要1>

補正予算の概要2

<補正予算の概要2>

 予算案は、今後第4回区議会定例会において御審議いただく予定でございます。

第6波への対応について

 第5波は一旦収まりましたが、今後到来するといわれている第6波に備え、万全の体制を整えてまいります。

第5波における保健所の対応

<第5波における保健所の対応>

 まずは、第5波で課題となった医療提供体制の逼迫への対応として、患者の病床確保や往診・オンライン診療などを行う医療機関への区の独自補助を拡充するほか、関係機関で感染者対応を協議するウェブ会議を開催し、区と関係機関との連携強化を図ります。

 区の医師会とかあるいは病院とか東京都とか、そうしたところと連携をとって、もっともっとこの連携をうまくやっていかなければいけない、そういうことを考えました。

 次に、ワクチン接種の拡大によって軽症患者が増加するということを考え、その対策として、自宅療養者専用電話窓口の新規開設や「My HER-SYS(マイハーシス)」活用による連絡体制の拡充を図るとともに、新たに妊産婦への支援として、助産師による健康観察を開始いたします。

 最後に保健所体制の強化として、これまで紙で管理していた罹患者カルテを電子化いたします。紙ベースあるいは黒板ベースというのは、これでは本当にスピーディーな対応ができないということで、タブレット端末で患者の健康状態の把握が瞬時にこれで可能となる、罹患者への手厚い対応はこれで可能となると思います。また、PCR検査専用車両を導入して、より機動的な検査体制を構築していく予定でございます。

第6波に備えた保健所の対応1

<第6波に備えた保健所の対応1>

第6波に備えた保健所の対応2

<第6波に備えた保健所の対応2>

 安心して暮らせる日常が1日でも早く取り戻せるよう、引き続き取り組んでまいります。

質疑応答

(1)第5波の教訓から第6波に向けてやるべきことは

【区長】

 罹患者に対する対応です。これはやはり誰でもそうだけど、病気になってお医者さんに診てもらえないことが一番不安ではないですか。入院したいと思っても病院がないとか、入院はできないから家で待ってなさいって言われると不安ですよ。自宅で亡くなった方がいるということ、これは行政の大きな責任です、国や東京都や区の。病院にも入れないで、家で具合が悪いのに亡くなるって、こんな悲惨なことはないですよ。それが今回の私は第5波の一番大きな教訓というか反省点というか、だからそういったことを今度の第6波が来た時には起きないように、できるだけ早く体制は整えるつもりでおります。

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について

 まず接種スケジュールです。医療従事者は、11月19日に接種券を発送します。そして、12月1日から接種を開始します。次に高齢者施設に入所している方に対しては、来年1月17日から接種を開始し、それ以外の高齢者の方は、2回目の接種を受けた日から、8か月を経過する2月6日から接種を順次開始いたします。

ワクチン3回目接種スケジュール

<ワクチン3回目接種スケジュール>

 実は昨日(16日)、区長会総会がございまして、一旦は(3回目接種の時期は2回目接種から)6か月でもいいというような報道が流れていて、各区とも8か月ということを前提に今日までみんな準備を進めてきた、それが6か月なんていう話になったら、追いつくはずがない。もう一つは計画されるワクチンの配給は早く来るのだろうか、早く来たとしてもそれをきちんと途絶えることなく供給されるのか。その中で区に対するはっきりとした姿勢をきちんと示してもらわないと困る。特に6か月でいいとなると、区民の方は1日も早く打ちたくなりますから。しかし、その途中で、後藤厚生労働大臣が8か月を基本とするという発表をしてくれました。23区としてはできるだけスピーディーに対応したいんですけれども、足並みを揃えてやっていきたいということで、東京都に対しても、強くそうした連携をしっかりとるように、また情報を提供するように、そしてまたワクチンがきちんと供給できるようにお願いをしたところでございます。

3回目接種の接種間隔を巡る動き

<3回目接種の接種間隔を巡る動き>

 次に接種体制ですが、1・2回目と同様、6か所のスポーツ施設を集団接種会場として接種を行います。個別接種ですが約180か所の医療機関を個別接種会場といたします。当面はファイザー社製のワクチンによる接種になりますが、モデルナ社製ワクチンについては、国の動向を踏まえ必要な体制を整備してまいります。

ワクチン3回目の接種体制

<ワクチン3回目の接種体制>

 次に予約受付体制についてであります。前回は予約が取りづらいということで大変な状況となり、区民の皆様にご迷惑をおかけし、お叱りもいただいたところでございまして、今回は①事前の接種場所・日時の指定、②接種券の一週間毎の段階的発送、③相談専用窓口の設置により、予約時の混雑緩和と丁寧なサポートを行っていきます。接種場所・日時の指定は、集団接種会場で2回目を接種した方を対象とし、3回目は2回目と同じ会場と日時を指定しますので、予約をいただく必要はございません。なお、個別接種など、区の集団接種会場以外で2回目を接種した方や、予約場所・日時の変更等は、今までどおり、ウェブまたは電話等での予約をお願いいたします。

ワクチン3回目接種の高齢者予約受付体制

<ワクチン3回目接種の高齢者予約受付体制>

 後藤厚生労働大臣が江東区の子ども家庭支援センターを視察いただきました。その時に今のワクチンの話もいたしまして、人間というのは、1回やったことをもう1度繰り返すことは、非常にスムーズに行く、ですから前回打ったところでまた打つと、ワクチンを打つというのが一番いい。そのためには、国で始めた大手町の集団接種会場(自衛隊東京大規模接種センター)は、国でもう1度行ってほしいというお願いをしましたが、後に、新聞報道などによりますと、大手町を閉めるということでございます。そこで私は、東京都に対して、東京都が大手町を借りてやりなさいと、同じような体制をまた国がやらないなら、東京都がやるべきだと。このことをしっかりと東京都は受け止めて、知事と相談するように申し伝えたところでございます。

 もう1つ大臣にお願いしたのは職域接種です。この数も相当数いった。うちの区で計算してみますと、大手町で打った人とか、それから職域接種で打った人が10万人ぐらいいるんです。25%ぐらいはそういう所で打っているんです、地元以外で。そのことによって、江東区の接種率も高まった。これは区に限らず、どこもそうなんですけれども、結果的に見ればスピーディーに進んだ一つの大きな要因にもなりました。ぜひ職域接種も行って欲しいということをお願いしたところでございます。

 いずれにしましても、しっかりと多くの方に3回目のワクチンを打っていただいて、マスクが必要のないような日常が取り返せるようにしていきたいと思っております。

質疑応答

(1)一旦は原則(2回目の接種から)6か月と示されたことについては?

【区長】

 こうしたことは早めにきちんと決めて、それで下に流してもらいたい。国でコロコロ変わってしまうと、現場を受け持っている我々は、大変な苦労をしなければならない。それは結局、住民の皆さん・国民の皆さんに負担をかけることにつながる。しっかりと検討して、きちんと決めて、その上で動き出すということにしてもらわないと困る。

 それからもう一つは、各区の区長も心配してるのは、ワクチンの供給。ワクチンが足りなくなる、それで予約をブレーキをかけたりした、それから余っているところないかといって区同士でやり取りをした、そういうことも発生してしまった。そういうことを考えるとワクチンの配給については、早め早めに提示してもらって、その数がきちんと送り込んでもらわないと、現場を抱える我々は大変な騒ぎになる。それは我々が困るだけではなくて、住民が困るわけです。そうした意味でやはり、国に対してそうしたことをしっかりと考えてもらわないと困る。

区立スケートボードパークの整備について

 東京2020大会から正式種目となったスケートボードは、本区出身の堀米雄斗選手の金メダルの獲得を契機に、スポーツとして人気が高まっております。しかし、現在区立公園などではスケートボードは禁止されておりまして、区内で安全に楽しめる場所はほとんどない状況となっています。

 そのため、区が施設を整備し、マナー啓発などに取り組むことで、東京2020大会後のレガシーとして都市型アーバンスポーツの発展につなげてまいりたいと考えております。

スケートボードに関する区の状況

<スケートボードに関する区の状況>

 施設の概要ですが、本区の夢の島総合運動場内に、広さおよそ2,000~2,500㎡の規模で整備いたします。

 コンセプトは、こどもから大人まで誰もが安心して楽しめるような、初級者・中級者向けの整備を想定しておりまして、今後競技関係者等と意見交換会を開催してまいります。また、パークの整備にあたっては、今回東京大会の開催に伴い組織委員会に派遣しまして、競技場の建設や大会運営などに携わった区の職員がおりますが、この職員のノウハウやスキルについても存分に活用し、設計等を担当してもらいます。

スケートボードパーク整備概要(予定)

<スケートボードパーク整備概要(予定)>

 整備費は、ふるさと納税を活用したクラウドファンディング型の寄附を募ることも検討しておりまして、日本全国からパーク整備にご賛同いただける方の想いを反映していければいいなという風に考えているところでございます。できるだけ早く完成させて、楽しんでもらうように、来年の今頃にはオープンをしたいなという風に思って、スピードを上げて行ってまいりたいと考えております。

今後の整備スケジュール(予定)

<今後の整備スケジュール(予定)>

質疑応答

(1)有明アーバンスポーツパークとの棲み分けは

【区長】

 競技を行ったところは上級者向けなんですよ。小さな子が行って、初心者が行ってできるかといったら、かえって危なくてしょうがない。なら、うちの方は初級者・中級者向け。特に2,000㎡、割と大きいですから、その中でも場所を区切って初級者用・中級者用という風に分けるようなことも考えなければいけないかなと思っていますけれども、そういった意味では両方がうまくいくように、向こうは大会とか上級者とかプロとか、そういったものに活用してもらったらいいかなという風に思っています。

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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