平成26年度当初予算

平成26年度当初予算（案）は、平成26年第一回区議会定例会において可決されました。

予算編成について

本区の25年度予算は、復興需要による企業収益の増益等により歳入の根幹となる特別区民税や特別区交付金の増収が見込めますが、景気動向に左右される脆弱な歳入環境の改善が図られたとは言い難い状況です。一方、歳出面では生活保護費をはじめとした扶助費の伸びが見込まれる等、義務的経費の圧縮は困難な状況であり、決して余裕のある財政状況とはいえません。
本区は、マンション建設等に伴う人口増加に対応するため、これまで保育所や義務教育施設の整備など子育て支援策を充実してきました。同時に東日本大震災の教訓を踏まえ「防災都市江東」の実現を掲げ、区民の生命・安全を守るため防災施策を区政の最優先課題として取組み、一定の成果を挙げてきました。加えて、25年には高齢者人口が20％に達するなど、高齢者施策をはじめ区民生活に密接な施策に対し、きめ細かな対応が求められています。
こうした状況下にあって、26年度は「江東区長期計画」（前期）が最終年度であることから、これまでの事業実績から得た課題等を踏まえ、長期計画の実現に向けた取組みを全庁一丸となって推進しなければなりません。
そのためには、同じく最終年度を迎える「江東区行財政改革計画」の着実な実施に加え、行政評価の活用や事務事業の総点検等により経費節減を図るとともに、柔軟な発想により、積極的に歳入確保に取り組むことで、財政規律を堅持しつつも、メリハリをつけた予算を下記の方針に基づき編成しました。

編成の基本方針

• ⑴ 26年度が「江東区長期計画」（前期）の最終年度であること、また東日本大震災の教訓を踏まえた「防災都市江東」の実現に向けた取組みが一定の成果を挙げていることから、26年度当初予算を長期計画（前期）と防災都市江東の総仕上げと位置付けます。
• ⑵ 景気動向に左右される脆弱な歳入環境にあっても、区民生活に密接な施策に対し、きめ細かに対応する財政基盤の構築が必要なため、行財政改革計画の着実な実施に加え、事務事業の総点検により財政規律を堅持します。
• ⑶　景気動向に左右される脆弱な歳入環境にあっても人口増加に的確に対応し、区民サービスの向上を図るため、柔軟な発想により、積極的に財源確保に取り組みます。

予算規模

• 「一般会計」の予算額は1,743億1,900万円で、前年度に比べ92億5,400万円、5.6％の増となりました。
• 「国民健康保険会計」の予算額は539億4,600万円で、前年度に比べ7億4,000万円、1.4％の増となりました。
• 「介護保険会計」の予算額は293億4,700万円で、前年度に比べ26億7,800万円、10.0％の増となりました。
• 「後期高齢者医療会計」の予算額は77億8,100万円で、前年度に比べ4億8,500万円、6.6％の増となりました。

【当初予算対前年度比較】（単位：千円、％）

区分	平成26年度	平成25年度	比較増（△）減	増減率
一般会計	174,319,000	165,065,000	9,254,000	5.6
国民健康保険会計	53,946,000	53,206,000	740,000	1.4
介護保険会計	29,347,000	26,669,000	2,678,000	10.0
後期高齢者医療会計	7,781,000	7,296,000	485,000	6.6
合計	265,393,000	252,236,000	13,157,000	5.2

予算（案）概要

ここでは、平成26年度当初予算（案）の各会計別予算や主な事業に係る新たな取り組み、事業の拡充及び見直しの概要、施策別事業の一覧などをご覧いただけます。

詳細については、下記の関連PDFをご覧ください。

関連ドキュメント

• 予算（案）概要（PDF：3,018KB）（別ウィンドウで開きます）
• 予算（案）概要（参考資料）（PDF：1,005KB）（別ウィンドウで開きます）