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報道発表資料

発表日:2024年1月16日

凶を吉に転じるトリ 「うそ替え神事」に向け「鷽」作りが大詰め(取材:1月16日)

凶をうそにして、吉にトリ替える

 江東区の亀戸天神社(亀戸3)で今月24・25日の両日に行われる新春の風物詩「うそ替え神事」に向け、神職が縁起物の木彫りの鳥・鷽(うそ)の制作の最後の追い込みを行っています。

 この日、神職は、鷽の羽の部分の色付け作業を行いました。円柱型の木に縦3か所の切り込みを入れて作った羽に、丁寧に色を付けていました。

赤い嘴と、黒に緑の縁取りの翼が描かれた、様々な大きさのうそが8つの長机いっぱいに並べられている。禰宜が筆でうそに目を入れている。

(机に並んだ鷽)

ずらっと整列させられた、たくさんのうその向こうでは、禰宜が真剣な顔で細筆を手にうそに目を入れている。

(鷽作りの作業風景)

 こけし風の鷽は、高さ4センチの懐中用の鷽から高さ21.2センチの鷽まで11種類あり、1年間を通して約3万体を準備しています。

 懐中用の鷽は、木の切り出しから仕上げまで全て神職が手作業で行っています。

 「うそ替え神事」は、実在する小型の鳥・鷽の木彫りを授かり、代わりに昨年の木彫りを納めることで、凶事を「嘘」にし、吉事に取り替えるという行事です。

 文政3年(1820)に、九州の太宰府天満宮にならって始まったとされ、毎年1月24日・25日に行われています。

 亀戸天神社の宮司・大鳥居氏は「鷽作りに使用する木は全て同じではないため、それぞれの木の特徴を見て、鷽をバランスよく作るように気を付けている。」と話していました。さらに「うそ替え神事には、大勢の方々に参加してもらいたい。」と笑顔で話していました。

高さ約5センチ、直径約2センチの小さなうそから、高さ約21センチ、直径約7センチの大きなうそまで、11種類が3列に並べられている

(11種類の鷽)

青磁の色の瓦屋根に赤い柱が特徴的な亀戸天神社。手前には参拝者が3名程おり、亀戸天神社の後ろにはスカイツリーが見える。

(亀戸天神社)

【問い合わせ先】

亀戸天神社(電話:03-3681-0010)

関連リンク

【亀戸天神社】

http://kameidotenjin.or.jp/(外部サイトへリンク)

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