(趣旨)

第1条　この要綱は、江東区選挙管理委員会(以下「委員会」という。)が管理する公職選挙法(昭和25年法律第100号。以下「法」という。)第19条に規定する選挙人名簿及び法第30条の2に規定する在外選挙人名簿の抄本(以下「選挙人名簿抄本」という。)の閲覧に関する事務処理を定める。

(政治活動を目的とした閲覧の申請)

第2条　法第28条の2第1項に規定する政治活動(選挙運動を含む。)を目的として選挙人名簿抄本の閲覧(以下「閲覧」という。)の申出をしようとする者は、公職選挙法施行規則(昭和25年総理府令第13号。以下「規則」という。)第3条の2に規定する選挙人名簿抄本閲覧申出書及び次の各号に掲げる場合の区分に応じて、それぞれ当該各号に定める資料を提出しなければならない。

(政治又は選挙に関する調査研究を目的とした閲覧の申請)

第3条　申出者が法第28条の3第1項に規定する政治又は選挙に関する調査研究を目的として閲覧する場合には、規則第3条の3第2項に規定する資料は、次のいずれかとする。

(申出者に対する通知)

第4条　委員会は、申出者から前2条に掲げる閲覧の申出に必要な書類のすべてが提出されたことを確認したときは、当該申出者に閲覧させるものとする。

(閲覧者に対する本人確認)

第5条　委員会は、規則第3条の2第4項第2号の規定により選挙人名簿抄本を閲覧する者(以下「閲覧者」という。)が本人であることを確認するため、選挙人名簿抄本の閲覧に係る閲覧者の確認について(照会)(別記第1号様式)により閲覧者に対して照会し、回答書(別記第2号様式)を当該閲覧者に持参させることによって行うものとする。

(閲覧の方法等)

第6条　閲覧者は、閲覧に当たっては、次の事項を遵守しなければならない。

(閲覧事項の確認)

第7条　委員会は、閲覧者が閲覧した事項が申出書に記載された閲覧対象者の範囲内であることを確認するものとする。

(閲覧の中止)

第8条　委員会は、閲覧者がこの要綱の定めに違反し、又は委員会の指示に従わない場合には、直ちに閲覧を中止させることができる。

(閲覧の拒否)

第9条　法第28条の2第3項及び第28条の3第3項に規定する閲覧を拒むに足りる相当な理由とは、次の場合をいう。

(閲覧状況の公表)

第10条　法第28条の4第7項に規定する閲覧状況の公表については、毎年1月に行うものとする。

(文書保存年限)

第11条　申出書その他関係書類の保存は、江東区文書管理規程の定めるところによる。

(在外選挙人名簿の抄本の閲覧等)

第12条　第2条から前条までの規定は、在外選挙人名簿の閲覧について準用する。

(その他)

第13条　この要綱に定めるもののほか、閲覧に関し必要な事項は委員会が定めるものとする。