(目的)

第1条　この規則は、江東区用品調達基金条例(昭和41年4月江東区条例第3号。以下「条例」という。)第7条の規定に基づき、江東区用品調達基金(以下「基金」という。)の管理について必要な事項を定めることを目的とする。

(定義)

第2条　この規則において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。

(基金の管理)

第3条　基金の管理に関する事務の処理は、政策経営部長が行う。

(用品事務の指導統括)

第4条　用品に関する事務の指導統括は、会計管理者が行う。

(用品の指定)

第5条　条例第3条の規定に基づく用品の区分及び品名の指定は、政策経営部長が会計管理者と協議して行う。

(用品の整理方法)

第6条　用品は、前条第1項の規定に基づく区分及び品名ごとに、受入れの場合は取得価格、払出しの場合は払出価格を付して整理しなければならない。

(用品払出請求)

第7条　課長は、その所管に係る用品について必要な数量を決定し、政策経営部長が別に定める期限までに財務会計システムに記録しなければならない。

(用品需給計画の承認等)

第8条　政策経営部長は、前条の規定により用品払出請求書の提出があったときは、その内容を検討し用品需給計画書を作成して区長の承認を得なければならない。

(用品の調達)

第9条　政策経営部長は、前条に規定する用品需給計画書に基づき、用品調達の手続をとらなければならない。

(払出価格の決定及び通知)

第10条　条例第5条に規定する用品の払出価格は、その取得価格を基準として、政策経営部長が会計管理者と協議して決定する。

(用品出納員の設置)

第11条　会計管理室に用品出納員(以下「出納員」という。)1人を置き、出納係長をもって充てる。

(用品の受入)

第12条　物品管理者は、用品購入契約の決定通知を受けたときは、出納員に対して用品受入通知書により用品の受入通知をしなければならない。ただし、単価契約による用品の購入にあっては、納入の指図をしたときに受入通知をしたものとみなす。

(払出しの決定)

第13条　会計管理室次長は、第7条の規定により記録された用品の数量に基づき、払出しの決定をするものとする。

(基金への収支手続)

第14条　政策経営部長は、毎回分の用品払出代価について、財務会計システムに調定額を記録しなければならない。

(科目)

第15条　基金の収入科目は、用品調達基金歳入とし、支出科目は、用品調達基金歳出とする。

(用品出納計算書の作成)

第16条　会計管理者は、毎月の用品出納実績を明らかにするため、出納員をして用品出納計算書を作成させなければならない。

(基金等の整理)

第17条　政策経営部長は、財務会計システムにより基金を整理し、基金の管理状況を常に明確にしておかなければならない。

(たな卸し)

第18条　会計管理者は、毎年度3月末日現在において、その保管する用品のたな卸しを行い、用品調達基金決算計算書を作成して政策経営部長に送付しなければならない。

(基金の過不足の整理)

第19条　政策経営部長は、条例第6条に規定する基金の過不足を整理するときは、当該年度の収入済額及び用品の翌年度繰越高の合計額から、支出済額及び用品の前年度末の繰越高の合計額を控除して計算するものとする。

(基金運用状況調書の作成)

第20条　政策経営部長は、毎年度の基金の運用状況を明らかにするため翌年度の5月31日までに用品調達基金運用状況調書を作成して区長に提出するとともに、会計管理者に送付しなければならない。

(基金管理事務の委任)

第21条　区長は、必要があると認めるときは、次の各号に掲げる事務を会計管理室次長に委任することができる。

(様式)

第22条　この規則の施行について必要な書類及び帳簿等の様式は、別記のとおりとする。