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更新日:2020年6月14日
症状として軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などがあります。しかし、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、軽いために気づきにくいことがあります。
海外の流行国地域へ出かける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボンの着用、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないよう注意をして下さい。
近年、妊娠中のジカウイルス感染による胎児の小頭症との関連が示唆されています。このため、厚生労働省からは流行国地域への渡航に関して注意喚起が出されており、特に妊婦の渡航は可能な限り控えた方がよいと呼びかけています。
また、流行地域滞在中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際はコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきでないと勧告しています。
流行地域から帰国された時は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことが推奨されます。
また、性行為による感染事例が報告されています。厚生労働省では流行地域から帰国後、症状の有無にかかわらず少なくとも6ヶ月、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨しています。
なお、全ての蚊がジカウイルスを保有している訳ではありません。蚊に刺されたことで、過分に心配する必要はありません。心配な方や発熱などの症状がある場合は、帰国時に空港等の検疫所でご相談ください。また、医療機関を受診する際は念のため、渡航歴を医師に申し出て下さい。
今後も関連情報にご注意ください。
WHOは以下のとおり、ジカウイルス感染症の地理的分布についてカテゴリー1から4に分類しました。
厚生労働省では、カテゴリー1とカテゴリー2の地域を流行地域として注意を呼びかけています。
・地域アフリカ地域(AFRO)
アンゴラ ギニアビサウ
・アメリカ地域(AMRO/PAHO)
アンギラ アンティグア・バーブーダ アルゼンチン アルバ バルバドス ベリーズ ボネール シントユースタティウス・サバ 英領バージン諸島 キューバ キュラソー島 ドミニカ国 グレナダ モントセラト セントクリストファー・ネーヴィス セントルシア セント・マーティン島 セントビンセント及びグレナディーン諸島 シント・マールテン トリニダード・トバゴ タークス・カイコス諸島 米領バージン諸島
・西太平洋地域(WPRO)
サモア シンガポール ソロモン諸島 トンガ
・アフリカ地域(AFRO)
ブルキナファソ ブルンジ カーボベルデ カメルーン 中央アフリカ コートジボワール ガボン ナイジェリア セネガル ウガンダ
・アメリカ地域(AMRO/PAHO)
ボリビア ブラジル コロンビア コスタリカ ドミニカ共和国 エクアドル エルサルバドル 仏領ギアナ グアテマラ ガイアナ ハイチ ホンジュラス ジャマイカ メキシコ ニカラグア パナマ パラグアイ ペルー プエルトリコ スリナム ベネズエラ
・南東アジア地域(SEARO)
バングラデシュ インド インドネシア モルディブ ミャンマー タイ
・西太平洋地域(WPRO)
カンボジア フィジー ラオス マレーシア パプアニューギニア フィリピン ベトナム
※最新の情報については以下の関連ページをご確認ください。
健康部(保健所) 保健予防課 感染症対策係
郵便番号135-0016 東京都江東区東陽2-1-1
電話番号:03-3647-5879
FAX番号:03-3615-7171
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