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更新日:2021年9月9日
日時
令和3年7月12日(月曜日)15時00分~16時00分
場所
江東区防災センター4階災害対策本部室
参加者(敬称略)
江東区文化観光ガイドの会の皆さん
・鈴木俊朗(江東区文化観光ガイドの会会長)
・市川信五(江東区文化観光ガイドの会副会長/養成研修部部長)
・松澤康夫(江東区文化観光ガイドの会養成研修部副部長)
・船越美津子(江東区文化観光ガイドの会養成研修部部員)
テーマ
区民協働事業「パブリックアートを活用した観光振興」について
区側出席者
区長、政策経営部長、広報広聴課長、文化観光課長
概要
以下のとおり
【区長】
皆さんこんにちは、江東区長の山﨑でございます。コロナの大変な中でありますけれども、そしてまたオリンピックが開催されている最中ではございますが、今年度第1回目の「区長と話そう!こうと~く」を始めさせていただきます。
今日は、江東区文化観光ガイドの皆様にご出席をいただきました。皆さんはコロナがない時には年間3000人もの方々を江東区内の観光案内、観光ガイドとして区内をあちこちご案内いただいて、江東区の良さを多くの人にPRしていただき、そして江東区のファンをたくさん作っていただいている方々でございます。特に今回は「パブリックアートを活用した観光振興」ということで観光ガイドの会の皆さんが写真を撮って全部調べ上げていただいて、江東区のパブリックアートを広めていただいているところでございます。江東区と一緒に区民協働ということで区の方と観光ガイドが一体となって、その予算を活用して、今回こういう案内の本まで作っていただきました。よく見ると面白いですね。どうぞ皆さん今日のテレビをご覧いただいた上で、江東区のパブリックアートに関心を寄せていただければと思っております。それでは皆さん、ひとつ今日はよろしくお願いいたします。
【区長】
皆さんの自己紹介を兼ねて、観光ガイドの会、そしてその現在の活動について、会長を務めていただいております、鈴木俊朗さんからお願い致します。どうぞ。
【鈴木】
現在の江東区文化観光ガイドの会の会長をさせていただいてる鈴木俊朗と申します。この文化観光ガイドは、平成24年に出来ましたからもうかれこれ10年近く経つんですね。
ガイドの会の方としては、一つは予約ツアーと言いまして、コースを12に分けまして、そこのそれぞれのコースにガイドがついて江東区の素晴らしいところを見ていただいてます。それからイベントツアーと言いまして「渋沢栄一を知ろう」ということでツアーを組んだり、活動をしています。
【区長】
はい、ありがとうございます。市川さん、日ごろの活動などを通じて、自己紹介もかねてお願いいたします。
【市川】
文化観光ガイドの会の、養成研修部というものの部長しております市川と申します。よろしくお願い致します。私は、養成ということですので、新しく入ったガイドさん達の教育係とか江東区内の新しいガイドスポットを発見して皆さんにPR、区外の人達にもPRする、そのような活動もしております。
【区長】
松澤さん、どうぞ、ひとつ。
【松澤】
同じく江東区文化観光ガイドの会で養成研修部の副部長をしております、松澤でございます。今、お二方から紹介ありましたけど、私の方は同じように、ガイドツアーの担当と、それから、江東区で実施しておりますガイド入門講座とか、古石場のガイド養成講座、こういうところの講師もさせていただいております。
【区長】
船越さん、どうぞ。
【船越】
私は、養成研修部の部員で船越と申します。ガイドの会に入りましてから5年目です。ガイドの会が行う「まち歩きツアー」のガイドもいたしますけれども、養成研修部の部員でございますので、古石場文化センターの養成講座の講師を指名されることがございますので、普段から勉強をしております。人に講師をすることは自分の勉強にもすごくなりますので、ありがたいことだなと思っています。
【区長】
どうですか、面白いですかガイドは。
【船越】
はい、面白いです。ですから皆さんにも多くの方に知っていただいて、是非ガイドの会の仲間になる方が増えるといいなと思っています。
【区長】
今何人くらいいいらっしゃるの?ガイドの方は。
【船越】
今120人くらいです。
【区長】
120人!あぁそうですか。
【船越】
4つの班に分かれておりまして、みんなそれぞれ班ごとには仲良くしていますし、勉強会もしたり楽しいです、すごく。
【区長】
僕なんか観光ガイドっていうとね、修学旅行で京都や奈良に行った時に、そこの案内の方、ガイドの方の話がすごい特徴があったりして面白かったりして。心にずーっと、この歳になっても、50年過ぎてもまだそのイメージが残ってるんですよね。ですからね、皆さんのその力ってのは、きっとそういうファンを作ったり、いい思い出を作ってプレゼントしていただいてるんだなーって思うんですけども。
【区長】
今回、ガイドだけじゃなくてパブリックアートについてお聞きしたいんですけども。そのきっかけは何ですかね、鈴木さん。
【鈴木】
たまたまこういう、パブリックな空間にあるアートというような気が付く人がいっぱいいて「これ何だ」ということでね、隣にいる市川部長もですね、「提案をしていったらいいんじゃないか」っていうことで、このパブリックアートを皆さんに知っていただくこともすごく素晴らしいと思って始めさせてもらいました。
【区長】
よくそのパブリックアートなんて見つけ出して、考えましたね。
【市川】
私も、最初は南開橋の人面魚みたいのを見て「なんだこれ」はということだったんですよ。ところが江東区は調べてみたら、それが85箇所もあるんですよ、いろんなパブリックアートが。「これは」ということでじゃあ一つ一つ、ガイドの会の皆にも話しまして、調べてみたらどうなんだろう、あるいは一冊の本にまとめてみたらどうなんだろうということで、それが観光スポットになれば、一番我々の発見したものがそのままガイドツールにもなるし、江東区の観光のためにもなると思って、始めさせていただきました。
【松澤】
実は、今回観光振興でメインにした活動ということでやったんですけども、私たちの大きな目標、三つ持ってました。
一つは、パブリックアートは今どうなってるかっていうものを全部調査しようと。先ほどお話のあった市川部長の発案で始まったんですが、ガイドの会で全員で手分けをしまして、全作品を写真撮影しました。そして現況調査もして、破損具合とか銘版があるかないかとか全部調査をしました。そして実は区の方から、当初はパブリックアートを設置していった時に記録ということで写真をたくさん撮ったものが残っておりまして、これを見せていただいたんですね。
そして私たちは今どうなってるかを調べて台帳を作ろうということになりまして。新しい調査台帳っていうのを2セット作りました。我々はこのデータを基にしてさきほどご覧いただいた冊子を作り、この写真をもとに、抜粋した作品で40点、パネルを作ってこれをもとに写真展を行っております。
【鈴木】
それぞれみんな自分の好みと言うんで持ってきたんですけど、私はこの『時』というやつなんですけどね、前を向いて歩こうという、意思をここに表してるそうなんです。それを一つ一つの意味があるということで、私の好きな作品の一つなんですね。
【船越】
これは区の庁舎の前の『希い』です。「希望の希」と書いて「ねがい」という像なんですけども。お母さんがお子さんを背負っている姿ですごく温かく優しい感じがするんですけど、その中でもお母さんが凛とした力強さも感じるので、私はこの像がとても好きです。区の庁舎の前にありまして区の木のクロマツが後ろ2本ありますのと、区の花のサザンカの生垣で囲まれています。区役所にいらっしゃる方、ぜひこの像を見ていただきたいなと思っています。
【区長】
市川さんは、なにか面白いのがあるけれども。
【市川】
これは南開橋のところにある、見て、「えっ」と言うような、作品なもんですから、私どれが一番印象残ったかっていうことの中で選ばさせていただいた作品なんです。あまり行かないですよね、南開橋っていうところは。
【区長】
でもね、南開橋のこの人面魚みたいなね、結構子供達に人気があるみたいでね。子供達の心に残ってきますよね。松澤さんのは?
【松澤】
私は、ここに掲げた『青龍』。東大島駅を利用するたびにこの『青龍』を見てるんですけれども。パブリックアートの中では一番立派で、なかなか迫力のあるもので、いつもいいなと思って見ております。青龍が水を司る神様なんです。ですから江東区を、この水の街を守ってくれるという意味で非常に良いものだなと思っていつも見ております。
青龍
【区長】
亀戸に「はねかめ」っていう、駅前に、噴水のところにありますよね。これが、今お話しのように中国の四つの神様「四神」。四つの神様がその地を守ると。東西南北にあるといいんだ、と。私が区長になった時に一つ足りない。四神には。それは白虎で、どこに作ろうかと思って必死に探したんだけども。西の方、西の方に、そうすると豊洲だと。もっと有明とか青海とか向こうにも江東区の土地あるじゃないかって言うんですが、なかなか場所がなくて、豊洲のシビックセンターができたんでその下に四神の一つである白虎を飾りました。
玄武(HANEKAME'92)白虎
いずれにしても四つの神様は揃いましたよっていうことをやっぱりPRしていただけたらなと思って。この青龍も立派だし、本当にあの江東区は四つの神様巡りを、七福神巡りもあるんだけども、「四神めぐり」っていうのもぜひ、区民の皆さんにやってもらったらいいなと、いう期待をいたしております。
朱雀
【区長】
今こうしたコロナということになってしまい、せっかくのガイドができないような状況でございますが、こんな時こそ、皆さんの知恵を発揮していただいて、江東区の観光振興あるいは江東区の人達、訪れる人が江東区を好きになってもらえたらと、何か良い知恵ないですかね?どうですか、鈴木さん。
【鈴木】
実はこのパブリックアートをやり出しまして、色んな発見とかがあって、このパブリックアートを使って江東区のまちの文化を、またPRしていこうという風に思ってますので、非常に良いツールができたかなという風には思ってます。
また、オリンピック、それからパラリンピックが今開催されるというところですけども、オリンピックはスポーツの祭典と言われており、文化の祭典でもあるということです。江東区はその文化も是非皆さんに知ってもらおうということで、その役割の一端を、我々、ガイドがそういうこともできれば江東区民の皆さんはじめ、江東区を訪れる皆さんの、喜んで楽しんで、そして江東区の良さを改めて知ってもらえるのかなと思って活動していきたいと思っています。
【区長】
そうですよね。いっぱい外国の方が訪れたら、江東区をどうやって案内しようかとかね、観光案内所を作ろうとか、区内を回っていろんなこういうパブリックアートも見てもらおうとか、いろんなことできたと思うんだけど、なにせコロナのおかげでこんなことになってしまって残念で、本当に残念でなりませんよ。何かいい知恵ないですか。どうぞ、市川さん。
【市川】
江東区は運河が多いじゃないですか。それを活用しない手は絶対ないなと思ってます。だから我々が案内するだけでなく、歩けるじゃないですか、江東区の運河沿いってのは。そこを見ていただく。それだけでも我々の区の、アピールには当然なるんじゃないかなって。ぜひ出かけてきていただいて、見ていただきたいなと思っていますね。
【区長】
そうですね。他に江東区の観光で特徴ある所って、船越さん、他の区にはこれはないでしょうって威張れるとこありますか。
【船越】
そうですね、魅力あるところはたくさんあるんですけれども、先ほど区長さんがおっしゃった四つの守り神様のことが頭にすぐ浮かんでくるんです。PRする機会をつくっていけたらと。
【区長】
もう少しね、PRしないとね。松澤さん。
【松澤】
パブリックアートを使ったガイドツアーコースを作ろうということで、実は作ったんですよ。そして3月7日にやろうということで区報を使って募集をしていただいたんですが、コロナの問題があっておじゃんということになりました。
区役所庁舎にある『希い』からスタートしまして、横十間川をずっと遡っていくと十数点の作品がきちんと並んでるんですね。これを今ワクチン接種はじわじわ進んでますから、この先状況が良くなりましたら、江東区とか観光協会さんのご協力をいただいてもう一度やってみたいというふうに考えております。
【鈴木】
実はなんか新しい観光地ないかってことなんですけど、江東区ってどんどん湾岸地域に広がっていますよね。そうすると今オリンピックの会場だとか、もう少し前は豊洲の市場も出来ましたし、マンションが非常に多いんですけれども、そこで生まれ育った子供達にとってはここが故郷なんですね。是非我々としても湾岸地区の色んな観光拠点をしっかり作って、それで皆さんに拓け行く江東区を見ていただければなということもちょっと考えています。そういう企画もしていきたいなと思っています。
【市川】
私も同じように思ったんですけれども、湾岸地区の方にはこれから開発でマンションもいっぱいできてきます。住民も増えます。そこにですね、やっぱりパブリックアートの作品を、まだないですから、何点か区の力でですね、作者を選びながらでも、設営設置をすると元々あったパブリックアートと一体感にもなりますし、そういうのは是非お願いしたいなと思ってます。
【鈴木】
あとさきほど出た渋沢栄一の生家。
【区長】
あ、そうそうそう。これをこれからね、PRしなきゃね。潮見に清水建設さんが土地を購入して研究所を作って、その中に渋沢栄一さんの住まいを移築をしてくることになって今工事中です。それも江東区の一つの目玉にこれからなると思いますので、その節はよろしく案内の方もお願いいたします。
【区長】
最後になりますけれど、今後の皆さんの会として、もっとこうしたい、ああしたい、区はもっとこうしてくれよ、あるいは区民の皆さんにPRとか、最後に一言ずつでもありましたらどうぞ遠慮なく言ってください。
【鈴木】
キャッチフレーズにあるように「人情の熱いまち」それから「水彩都市」といわれる江東区。ぜひガイドとしては、この辺は江東区民の皆さん、そして江東区に来区する皆さんに喜んで思い出に残るような観光していきたいと思ってますので、よろしくお願いします。赤い半纏を着てガイドしてますから、是非。
【区長】
市川さん、どうぞ。
【市川】
さっき申し上げましたように湾岸地区なんかも案内できるように、新しいものですからどう案内するか。歴史の案内なんかできませんからね。
【区長】
そうですよね。
【市川】
ただ、有明のところに小判が埋まってたと。4、5枚出たみたいですけども。そういう話も使いながら、新しいものでもガイドになるというものを工夫していきたいなと思っています。
【区長】
はい、松澤さんどうぞ。
【松澤】
タイトルとしてこういう風に掲げております。“庶民が生き生きと暮らすまち・江東”これをいかにガイドとしてやっていくかということで、一つ目は、知識を習得する。二つ目には、ボランティア精神を大切にしてやろう。そして三つ目、これは江東区にいらっしゃるお客様に対して、ゲストの皆さんにおもてなしの心で接しよう、と。こういう三本柱を、日々推進するということで、地道に、私たちの部ではやっております。
【区長】
じゃあ最後に船越さん、どうぞ。
【船越】
私もパブリックアートですけど、この『希い』という作品は今年39年目、設置から。来年の3月でちょうど40周年になります。すっかりもう私たちの生活の中に溶け込んでいる作品がたくさんあるんですけれども、今一度スポットライトを当てて、区民の皆さん、または区外の皆さんにもPRができたらいいなと思っています。
ゲストの方の記憶に残っていただけるようなガイドをしていきたいなあと今日感じましたので、頑張ります。
【区長】
映像で聞く、画面で見るだけじゃなくて、人の声あるいは心は伝わるものだと思うんですよ。ですから皆さんのガイドしていただいているお力っていうのは、本当に価値の高いものだと思いますから、それぞれ技量を磨くと同時にハートを伝えていただけるようにお願いしたいと思います。
今日は観光ガイドの皆さんどうもありがとうございました。
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