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更新日:2023年3月10日

区長と話そう!こうと~く(令和2年1月27日実施)

全体写真

 

日時
令和2年1月27日(月曜日)15時30分~16時30分

場所
江東区防災センター4階、災害対策本部室

参加者(敬称略)
大島旧中川そらまめ祭り実行委員会の皆さん
・遠藤哲美(大島旧中川そらまめ祭り実行委員会 会長/大島町会連合会 副会長/大島新六ノ橋町会 会長)
・小山清(大島旧中川そらまめ祭り実行委員会 副会長/大島カヌー散歩倶楽部 会長/大島七丁目町会 会長)
・渡辺恵司(大島町会連合会 会長/大島二丁目町会 会長)
・浅野美智子(大島まちづくり協議会 会長)
・久染健夫(大島旧中川そらまめ祭り実行委員会 事務局長/中川船番所資料館 嘱託員)
・三輪邦子(大島旧中川そらまめ祭り実行委員会 会計)

テーマ
大島旧中川そらまめ祭り実行委員会の皆さんを迎えて

区側出席者
区長、広報広聴課長、文化観光課長

概要
以下のとおり

区長あいさつ

【区長】
こんにちは。区長の山﨑孝明でございます。江戸時代、大島の東にある旧中川の河口に、中川船番所が作られました。その中川船番所の資料館が江東区にはあります。そして、その資料館の前は、「旧中川・川の駅」という綺麗な公園になっています。私は、その公園に一人でも多くの方に遊びに来てもらいたいと思っておりました。そうした中で、大島の地域の皆さんから、その公園でお祭りをやろうという話が、今から6年ほど前に持ち上がりまして、大島旧中川そらまめ祭りが行われています。
江東区は、「水彩都市・江東」をまちづくりの基本理念に掲げて、「水と緑豊かな環境にやさしいまち」を目指しております。そらまめ祭りに沢山の方に訪れていただくことで、水と緑の環境の良い地域を少しでも多くの人たちに知っていただくことが出来るし、それが地域の絆づくりとなり、地域の活性化に繋がるのではないでしょうか。今日は、そういう想いで頑張っていらっしゃる大島旧中川そらまめ祭り実行委員会の皆さんのお話を聞きたいと思います。よろしくお願いいたします。

大島旧中川そらまめ祭りについて

【区長】
それでは、ご出席いただいた皆さんから自己紹介を兼ねて、そらまめ祭りがどういうものかお話を聞かせていただければと思います。遠藤さんから、どうぞ。
【遠藤】
大島の東にある「旧中川・川の駅」の辺一帯は、江戸時代の頃は農村だったのです。そして、その場所では、そらまめ、大根、ネギ、小松菜といった江戸野菜が生産されており、江戸っ子の胃袋を支えておりました。そこで取れた江戸野菜の中で、「中川そらまめ」にスポットを当てて、大島地区の歴史と魅力を情報発信して、皆さんに楽しんでいただくようなイベントをやろうじゃないかということで、大島旧中川そらまめ祭りをやっております。
【区長】
ありがとうございます。小山さん。
【小山】
はい。私は大島カヌー散歩倶楽部の会長をしております小山と申します。中川を中心として、今は35人ぐらいの会員で活動しています。そらまめ祭りが始まった時から、倶楽部として何かできないかということでお手伝いをさせてもらっています。その中で、オープニングの水上パレードや、祭りに来た方にカヌーを体験してもらうという形で盛り上げています。
【区長】
はい。ありがとうございます。渡辺さん、どうぞ。
【渡辺】
私は、大島連合町会の会長をしております渡辺と申します。私が大島二丁目町会の会長になった時に始まった様です。それ以前のことはあまり知りませんでしたので、そらまめ祭りについても大島全体で行うという意識は非常に薄かったのが正直な所です。しかし、一年一年と積み重ねる毎に、皆さんの自覚というか、協力体制が出来てきました。お陰様で、私が大島連合町会の会長の立場になってからは、大島の東の地域だけでなく、大島全体で盛り上げていくという形になっています。これから子供たちが育つ上でとっても大切なことだと思いますし、高齢者にとっても楽しみの一つになるのではないかと思っております。
【区長】
ありがとうございます。浅野さん、どうぞ。
【浅野】
私は、そらまめ祭りを主催している大島まちづくり協議会の会長をやっております。そらまめ祭りに関わることになったきっかけは、6年前に亡くなった夫のことでした。夫は、大島の新六ノ橋町会の会長をしていたのですが、集合住宅が立ち並ぶ大島を、どうやって活性化したら良いかを常々考えておりました。夫が亡くなった後に町の皆さんから、「会長が今まで色々考えていた話が立ち消えになってしまうのは残念だから、その後を受け継いで大島の活性化に力を注いでくれませんか?」と言っていただいたことがきっかけです。今後も、大島の活性化に力を入れてやっていきたいと思っております。
【区長】
はい。ありがとうございます。
【久染】
私は中川船番所資料館の職員でもあるのですが、実行委員会の事務局長をさせていただいています。今、お話のあった大島の新六ノ橋町会の浅野・元会長さんとは、以前から知り合いでした。当時、浅野さんから、「昔、中川辺りで、そらまめを作っていたらしいのです。そういう資料って、何か無いですか?」と聞かれたのです。私は、「その証拠となるものを探せばいいのですね」ということで、江戸時代から明治の始めの資料を色々探しました。そうしましたら、江戸周辺の特産品を並べた資料の中に、そらまめというのが出てきました。しかも有難いことに、注釈で「中川向き」と書いてありました。つまり、中川方面でそらまめが作られている、ということなんです。これはもう、資料館にとっても逃す手はない。全面的に協力させていただいて、一緒に神輿を担がせていただけたら、こんなに有難いことは無いということで、実行委員会に参加させていただきました。
【区長】
三輪さん、お願いします。
【三輪】
私は、第2回目から参加させていただいております。地元の方々が、地域を一生懸命盛り上げようとしている姿を見て、私も是非とも一緒にお仕事がしたいと思いまして、自分から浅野さんにお願いをしました。「水彩都市・江東」の魅力を創出して、大島を素晴らしい地域にしていきたいと思っております。
【区長】
はい。ありがとうございます。

やりがいについて

【区長】
そらまめ祭りは、「行政がやってくれ」なんていうことじゃなくて、住民の人たちが自ら進んで、「なんとかしようよ!」っていうことで集まって始まったお祭りですよね。住民の皆さんの想いがこういう形になって、私はとっても嬉しいなと思っております。やりがいなど、皆さん色々と感じていると思います。浅野さん、どうですか?
【浅野】
そうですね。第1回目を開催した時から比べると本当に、大島の一丁目から九丁目まで協力していただいています。今、流行りの「ワンチーム」っていう言葉がぴったりです。皆さんが協力してくださる姿を見て、すごく嬉しく思っております。あと、私は民生委員をやっているのですが、第1回目のそらまめ祭りから、大島地区の民生委員の皆さんにも、ご協力いただいております。最初の頃は、2日間のお祭りの中、民生委員が2日間ともPR活動していました。途中からは、大島の保護司さんの団体から、「私たちも是非、仲間に入れて欲しい」と言っていただいて、2日間の内、1日は保護司さんの団体にPR活動やっていただくことになりました。「私たちも、そこでPR活動させて欲しい」っていうことを言っていただけたことを、とっても嬉しく思いました。
【区長】
そうですよね。色んな人や団体が増えてきましたよね。久染さん、どうですか?
【久染】
そうですね。お祭りの開催場所が大島の一番東なので、致し方ないところではあるのですが、やはり始めはどうしても東の方の町会さんが主体になってやっていました。だけど、回を重ねる毎にだんだんと西の方の町会さんも、テント張りや色んな用意などで積極的に関わっていただける様になりました。そういう姿っていうのは、やはり有難いし、嬉しいことですね。
【区長】
はい。ありがとうございます。三輪さん、どうですか?やりがいは、ありますか?
【三輪】
そらまめ祭りは、大島の町会の方たちが中心となって準備を行っております。年々、遊びに来てくれる方が増えてきており、とても嬉しく思っているのですが、その反面、設営などの安全面に関する作業に関しては、町会の方々の負担が相当なものになってまいりました。今回、町会の方たちだけではとても大変なので、外部の業者にテントの設営などをお願いすることにしました。そらまめ祭りが始まってから6年が経ち、当初から参加していただいている町会の皆さんも年齢を重ねて参りました。そんな中で、事故が起こることを防ぐためには必要な経費ではないかと思ったのです。しかし、その費用は大変なものがあります。補助金は頂戴しているのですが、今の私たちには、ちょっと苦しいかなと思っております。
【区長】
なるほど。会計をされている方らしい、ご心配ですね。遠藤さんは、やりがいについてはどうですか?
【遠藤】
やりがいは、いっぱいあります。当初から大島連合町会としては、大島の一丁目から九丁目の方に、出来るだけ多くの人に参加していただくということを発信しておりました。その結果として今は、どんどん参加してくださる方が増えてきています。それが、やりがいになっていますね。
【区長】
ありがとうございます。小山さん、どうですか?
【小山】
江東区のカヌー倶楽部としては、最初に大島カヌー散歩倶楽部が作られました。そして現在、江東区にはカヌー倶楽部が4つあります。そらまめ祭りの時には、その4つの倶楽部が一堂に集まって、水上パレードを行ったり、子供たちのカヌー体験のお手伝いをしたりしています。そういった意味で、自分たちの活動が区内に広がっているということでは、やりがいはありますね。楽しんでやっています。
【区長】
皆さんが、カヌー体験をお祭りの時にやってくださっていることによって、江東区のカヌー人口は少しずつ増えていると思います。カヌーに親しむ子供たちの数も増えているのではないでしょうか。ご存じの様に、大島中学校にはカヌー部を作ってあります。皆さんの活動で、カヌー部に入る生徒も増えていると思います。そして、去年は全国中学校カヌー大会で江東区のチームが、なんと優勝しました。これには地方の人たちも、「東京で、カヌーが強いとはどういうことだ!?」と、驚いたと聞いています。それもやはり、皆さんがコツコツとカヌー教室を開いていただいていることに対する成果の表れの一つなのではないかと思っております。
【小山】
「あっ。この子はすごく伸びそうだぞ!」という子に関しては、「中学校に入ったら、カヌー部に入れよ!」と、声掛けをしております。
【全員】
(笑)
【小山】
カヌー部に、「あっ。この前、どこかで見たな。」という子が、新しく入っているのを見かけると本当に嬉しいです。
【区長】
渡辺さんは、どうですか?
【渡辺】
地方から来た若い世代などの新しい住民の方々が、家族で参加してもらえるような工夫を皆さんと話し合いながら考えていきたいです。多くの子供たちが参加し、育っていく姿を見ることは高齢者の喜びにも繋がると思いますし、まさにそこがやりがいになっていくのではないかなと思っております。

意気込み・抱負

【区長】
今後、そらまめ祭りをどの様に発展させていきたいですか?お考えがあれば聞かせてください。
【遠藤】
小学校・中学校・幼稚園の子供たちに、そらまめの苗を配り、育ててもらっております。そして、それを会場に持って来てもらい、展示しております。そうすると、お子さんたちが来ますし、それを見守る保護者の方も立ち寄って来ます。そして、おじいちゃん・おばあちゃんも来てくださいます。そんな方法で、色んな世代の方々が参加できるような形をとっております。
【区長】
僕も、そらまめ祭りには毎回お邪魔しているけど、そらまめはあんまり食べられないんだよね。(笑)
【全員】
(笑)
【区長】
そらまめ、少ししか用意してないのかな?
【遠藤】
1日に200食を準備して、無料提供させていただいているのですが、あっという間に無くなってしまいます。それも、今後はもうちょっと考えないといけないですね。
【三輪】
地元の子供たちにも、そらまめ祭りのステージに立って出演してパフォーマンスをしていただいております。ステージが終わった後、山﨑区長さんに褒めていただくと、みんなすごく嬉しそうです。その姿を見て、私も本当に嬉しく思っております。
【区長】
小学校の金管バンドやブラスバンドが出演して、色んな出し物をやっていますよね。
【三輪】
はい。私は、区長に褒めていただけると、子供たちも大島の誇りに繋がるのではないかと思っております。
【区長】
それならもう、毎日の様に行って褒めちゃうよ。(笑)
【全員】
(笑)
【三輪】
ありがとうございます。子供たちは本当にかわいいです。
【区長】
浅野さん、どうですか?
【浅野】
是非とも皆さんに、そらまめ祭りに来ていただいて、カヌーに乗ったり、大島・亀戸を囲む4つの川をスカイツリーの方までグルっと一周するクルージングに参加したりしていただきたいです。そらまめ祭りは、毎年、5月の中頃やっておりますので、是非、風に当たりながら、クルージングに参加して楽しんでいただけたらいいなと思っております。
【区長】
なるほどね。テントで色々とお店を出したりしているのは、少年野球のチームだと思うけれど、他にはどんな団体さんが参加されてますか?
【浅野】
あとは、商店街にも参加していただいています。
【区長】
大島中の橋商店街かな?
【浅野】
はい。大島中の橋商店街のパン屋さんが、そらまめパンを作って下さっています。あとは、肉団子を作ってくださる中華屋さんもあります。場所は色々と設けておりまして、皆さんで協力してやっております。やっぱり、食べ物もあると、にぎやかになって良いなと思います。
【区長】
そうですね。渡辺さん、どうですか?
【渡辺】
いかに大勢の人たちが集って活性化できるかが課題だと思っております。特に、どうすれば大島の西の方々に参加していただけるかを考えていきたいです。先ほど、区長さんから、小学校の金管バンドがそらまめ祭りに出演していることをお話ししていただきましたけれど、今まで参加できなかった第一大島小学校、第二大島小学校、大島南央小学校などの学校にも、今後は働きかけてみようと思いました。
【区長】
大島地区の小学校の金管バンドで集まって、大島バンドフェスティバルをやると、各学校からPTAも含めて、応援の方々が沢山、来ていただけるのではないでしょうか。大島の西の方にある学校にも出演してもらえると、大島全体が一つになれて、とても良いのではないかと思います。

閉会挨拶

【区長】
皆さん、色々とご苦労もあると思います。私みたいに、「そらまめを食べたい」なんていう勝手なことを言うのもおりますし(笑)。大変だとは思いますが、地域から生まれた新しいお祭りなので、是非、みんなで育てていっていただきたいです。多くの人同士の間に、人と人との絆がどんどん生まれて、お互いに助け合ったり支えあったりする様な地域になったら、大島はもっと良い町になると思います。そらまめ祭り、是非ひとつ頑張っていただいて、盛大に出来るようにお願いしたいと思います。今日は皆さん、ありがとうございました。
【全員】
ありがとうございました。


集合写真

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郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

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