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更新日:2017年1月19日

区長と話そう!こうと~く 平成24年7月6日実施

  • 日時
    平成24年7月6日(金曜日)14時~15時
  • 会場
    防災センター4階
  • 参加者
    文化観光ガイド
    木ノ本 博通さん
    浅野 清さん
    中尾 正文さん
    吉田 雅子さん
    岩渕 和恵さん
    八幡 葉子さん
  • テーマ
    文化観光ガイドからみた江東区について
  • 区側出席者
    区長、政策経営部長、文化観光課長、広報広聴課長
  • 概要
    以下のとおり

文化観光ガイドのみなさんに参加していただきました

文化観光ガイドのみなさんに参加していただきました

1 区長あいさつ

皆さんこんにちは。暑い中お越しいただきありがとうございます。
文化観光ガイドとして江東区のために暑い中、街を案内したり、色々説明したしたり大変だと思います。いいところを探す、新しい観光スポットを探す、新しい文化財、価値のあるものを探していくということで、みなさんに活動いただいているわけでして、今までのご苦労とか、こうした方がいいんじゃないかとか思いがあると思いますので、気楽にお話していただければと思います。
あまり時間はありませんがよろしくお付き合いおねがいいたします。

2 文化観光ガイドになったきっかけ

【区長】
観光ガイド以前に文化財ガイド等ガイドというものをやろうと思ったきっかけは、もともと最初のところはどんなことだったでしょう。
【木ノ本さん】
文化財保護推進員講習会を受けたのがきっかけでした。そうして興味がだんだん深まって行って、面白さを周りに伝えたいと思い、文化財ガイドを経て文化観光ガイドになりました。地元を学んでいく過程で生まれてきた一種の使命感で、あまり世の中に恩返しができないですがやっています。
【区長】
何年くらい住んでいますか?
【木ノ本さん】
今年で10年目です。会長をやっていると何十年もいるような顔しているように言われますが、まだ10年なんです。
【区長】
10年も住んでいれば土地っ子だよ。
【中尾さん】
まちづくりワークショップに参加したのがきっかけなんですが、私自身建築士で若いころ木材の会社に勤めておりまして、江東区で生まれた訳ではなかったですけれど、新木場に転勤ということになり、地図を見てどうやっていくんだといぶかりました。当時最寄駅が東陽町駅で今と全く違った環境でした。それが木場に住むきっかけでした。
【区長】
もともと材木屋さんだったんですか?
【中尾さん】
いいえ。大学を出て木材会社に就職しました。
【区長】
岩渕さんは?
【岩渕さん】
今から11年前に江東区に住みまして、自分の住んでいるところがどういうところか興味をもち、文化財講習会を受けました。その他に、文化財保護推進員として、細かいことを知ることになり、それをみんなに伝えたいという気持ちになり、ガイドの制度ができたので、ガイドをすることにしました。
【区長】
奈良とか京都に行くと、面白いガイドさんとかお坊さんがいて、修学旅行の時に話はおぼえていないけれど、ガイドさんがいて面白かったというのはいまだに覚えていますね。
【岩渕さん】
もし私たちがガイドをするにも、エピソードを話した方が受けがいいんです。そういったいい印象をもってもらって、また江東区に来ていただけるように、エピソードばっかり勉強しています。
【区長】
説明を聞いた人が、他に行って「あそこのガイドがよかったわよ」というと、また新しい人が訪ねて来ると思うんですよね。そういった意味ではすごく大事ですよ。

3 お客様と接する際、特に気をつけていること

【区長】
お客さんに案内するときに気をつけていること、気を使うこと、心掛けていることはなんですか。浅野さんからどうぞ。
【浅野さん】
江東区の何を見て、どういうことを感じ取っていきたいのかを、ガイドをしながら察知して、なるべくそれにお答えするようガイドを考えています。
【吉田さん】
参加されている方が何を求めているのか、いち早く察知をして、雑談のなかから窺ってお話するようにしています。範囲も深川の北の方が中心で、みなさんの知らないエピソードをお話しして、よかったわよという一言が聞きたくてやっています。
【八幡さん】
15年前から江東区に住んでいますが、江東区がすごく好きで、終の棲家になると思っています。江東区がどんなに素敵な区かということを、区外の人に伝えたいです。
【区長】
途中から江東区に来た人の方が、江東区を愛しているような気がします。大変うれしいことです。

4 江東区の魅力は

【区長】
端的に江東区の魅力を一言でいうと?
【木ノ本さん】
今風にいうと、深川は江戸にタイムワープできそうな感じです。
【中尾さん】
たくさんある観光スポットの案内のやり方ですが、ゲートブリッジのデザインの素晴らしさや当時最先端の技術で設計された永代橋が存在し、富岡には赤い八幡橋があり、すべて明治以降の鉄の橋として関連づけて、きちんとお客さんにご案内できるようにすることが重要だと思います。
一つひとつをバラバラに説明するのではなくて、繋がりを意識して、江東区にはこういうものがあるという説明を丁寧にやっていけば、世界遺産はないけれども、もっと魅力が深まっていくのではないかと思います。

江東区の魅力についてお話しいただきました

江東区の魅力についてお話しいただきました

【区長】
3つの橋を連携づけるというのは、気が回りませんでした。岩渕さん、江東区の魅力は何ですか?
【岩渕さん】
やはり内部河川だと思います。江戸時代から続いている川がまだあるというのが、江東区の魅力だと思います。船でガイドをしているときに、運河、内部河川、隅田川と3ついっぺんに楽しめ、それと同時に扇橋閘門も楽しめるのは、都内では江東区だけだと思っています。
【区長】
川の魅力は、私は江東区が日本一だと思っています。この前、隅田川サミットをやって、シンポジウムを中央区長、台東区長、墨田区長、私でやったんですけれども、その時、隅田川は大通りで内部河川は横丁だと言ったら大変受けまして、内部河川を横丁という考えを持っている人は少なかったんです。横丁を大事にしていきたいです。
岩渕さんのいうように、江東区の川は魅力的ですよ。川を観光にもっともっと生かして楽しんでいただけるような潤いのある町をつくっていきたいですね。

5 個人的にお気に入りの場所があるか

【区長】
一番好きなところはどこですか。ここは俺が絶対見せたい場所というところ。
【木ノ本さん】
芭蕉にかかわる場所です。コンパクトで身近でとてもいいと思います。隅田川も小名木川も眺められますし、芭蕉をガイドしていることで、教わることが多いです。
【区長】
皆さんは芭蕉だけでなくて、広く知識としてお持ちでしょうけれど、芭蕉の大変な研究家が来て、とんでもなく詳しく説明されることもありますよね。
【木ノ本さん】
なまじ対等に話すのではなく、教わるという感じでポイントだけガイドしていると、向こうから語ってくれます。
【中尾さん】
大正の頃、色々な人が深川に興味を見出してやってきているので、そこを丁寧に掘り起こしていけば、我々が気が付かない江東区の魅力に気が付くのではないかと思います。
【岩渕さん】
私も旧中川から小名木川のあたりが大好きです。あそこに行くとロマンを感じます。そして江戸時代にタイムスリップしたように感じます。
【浅野さん】
深川江戸資料館ですね。あれは江戸の下町の生活がしっかり再現されていますし、自由に中に入ったりできるところは、東京都内でもここだけじゃないかと思います。
【吉田さん】
私はお不動さんですね。深川で生まれ育っているので、八幡様とならんで中に入ると、太鼓の音やらがすばらしく、現世びいきというその場でご利益があるのがすばらしいです。
【八幡さん】
亀戸の商店街です。明治通りを隅田川とすると、内部河川にあたる一本路地に入ったところに、住まいとお店が一緒のところがたくさんあり、朝早くシャッター開けて、水撒いてというごく普通の生活が今でも見られるので、散歩で通ると今日一日頑張ろうという気持ちになり、亀戸の商店は大好きです。
【区長】
亀戸は銀行の跡地に梅屋敷という観光の発信拠点、亀戸の物産を販売しようとしている。旧中川に水陸両用バスを入れて、スカイツリーと結んで、亀戸が道の駅になるようにしていきたい。

6 新しい観光施設をどのようにPRしたいか

【区長】
新しい観光といえばスカイツリーやゲートブリッジがありますが、今後の江東区の観光をどういう視点でとらえ、どうPRしたらいいですか。浅野さんどうぞ。
【浅野さん】
スカイツリーができたということで、スカイツリーを見るには程よい距離があるので、それがよく見えるところをPRしていくことです。
内部河川から見るスカイツリーがすばらしいですね。特に横十間川の桜並木からみる景色がすばらしい。そしてゲートブリッジは、照明がすばらしいですね。周りが暗い中でパッと浮かび上がってすばらしい。これも船を使ってご案内できるツアーを組めば人気が出るのではないでしょうか。
区内には関東大震災後にできた復興橋がたくさんあります。一つひとつに味があり、これを船でめぐるというのは、ほかの区ではできないと思います。こうした古いものと新しいもの、水陸両用を活用した観光はすばらしく、これからどんどんPRしていきたいです。
【区長】
観光という言葉は、最近とみに使われるが、産業としてアピールしていかなくてはいけないし、それによって多くの方が訪れ、食事をし、お土産を買い、町の活性化につながると行政的には考えるんですが、人がたくさん来てくれれば、町が明るくなりますよね。吉田さんいかがですか?
【吉田さん】
スカイツリーやゲートブリッジにストーリー性を持たせて、線でつなげて面になるようなものを作っていきたいです。それにはそれぞれの場所で、見る、聞く、食べるという商品を開発していくことができたらいいなと思います。
【八幡さん】
内部河川のある江東区が船から見るスカイツリーを前面に押し出したら喜ぶのではないかと思います。
ゲートブリッジも観光資源としてみたら、渡るよりも眺めるのがポイントかと思うので、船を出せば、ビックサイトとか中央防波堤など門前仲町や亀戸とはちがった江東区を、大人はもちろん、こどもの社会科見学としても使えるのではないかと思います。

7 今後の抱負

【区長】
今後のガイドとしての抱負をみなさんからお願いします。
【木ノ本さん】
我々もガイドをしながら成長しているので、お客さんに育てられながら、あまり無理をしないで、身の丈に合ったガイドをしながら競っていけるといいなと思います。お客さんの立場になると、お客さんが目に見えるような、想像力を刺激できるようなガイドを目指したいと思います。
【区長】
ありがとうございます。中尾さんお願いします。
【中尾さん】
清澄の復興テラスはできたときは大変すばらしい建物で、外からだけではなく中に入って紹介できれば、魅力も増すのではないかと思っています。ただあるものをやるのは当然ですが、足らないものを作りだしていければ、もっと魅力が深まるのではないかと思います。
【岩渕さん】
私は出身が文化財ガイドなもので、固いガイドになってしまうんです。観光ガイドは少しやわらかくしなければならないと思うけれど、地元の方との対話が大切になると思います。まして地元出身でなく、そういった機会がないので、地元の方と話し合いができて、どうゆう観光をしていけるかが課題だと思います。
【区長】
浅野さんどうですか。
【浅野さん】
私今まで、観光という観点でとらえたことがなかったんです。観光という観点でとらえると、スカイツリーだったり川の駅、ゲートブリッジなど、今まで観光という観点でとらえなかった町を皆様でお迎えするというようなまちづくりにつなげていきたいと思います。
【吉田さん】
生まれた町が寂しくなっていくのが悲しくて、何とかできないかと思い、人が来てくれたらお金が落ちるからと魅力のあるものを作りはじめ、お土産品などを作っています。どうしても町の人、地元の人と一体となってやっていくことが大切だと思っています。
【区長】
八幡さん。
【八幡さん】
反省を込めて一番感じていることは、ガイドする私自身がガイドを楽しまなければ、お客様が楽しんでくださらない。自分が楽しむために、こちらのモチベーション、テンションを上げないといけないし、体調管理に気をつけて、いろいろなことに好奇心を持って、見たり聞いたりすることが楽しいと思える自分でいたいです。

8 区長から参加者の皆さんへ

【区長】
ありがとうございます。皆さん江東区の観光大使のような立場ですよね。多くの人にアピールしていただき、江東区はいいね、また行こうよという地域に我々もしなければならないし、皆さんと知恵を出し合って楽しい街にしたい。たくさんの人が行ってみたい江東区と言われるようにしたい。ぜひ皆さんにがんばっていただいて、80何人の会員さんをどんどん増やしてもらうと同時に区もバックアップしますので、よろしく面倒みてください。よろしくお願いします。

区長を囲んで

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お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 広聴相談係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2364

ファックス:03-3647-9635

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