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報道発表資料

発表日:2021年10月11日

四十年の 時雨忌俳句 顧みる

芭蕉記念館開館40周年記念展示が開催中です

時雨忌俳句大会の40年

 芭蕉記念館(常盤1)では、松尾芭蕉の忌日にあたる「時雨忌(10月12日)」に合わせ、同館の開館40周年を記念した企画展の第2弾として「「時雨忌俳句大会」の40年 ~現代の俳人たち~」が開催されています。

時雨忌俳句大会の40年

 展示は大きく3部からなり、最初の「松尾芭蕉と時雨」のコーナーでは、芭蕉の忌日が「時雨忌」と呼ばれるにいたる理由など、芭蕉と時雨の関係の説明から始まります。

 芭蕉は冬の季語である「時雨」、「初時雨」を好んで用い、20句以上の句を残しました。俳諧集『猿蓑』では春ではなく冬から句が並び、巻頭は芭蕉の「初しぐれ猿も小蓑をほしげ也」という句で始まっています。そのほか、江東区にゆかりのある俳人の石田波郷や、後世の有名な俳人たちによる「時雨」をモチーフにした句も展示されたり、芥川龍之介や井上ひさしなど、芭蕉が後の俳句界・文学界の著名な人物に影響を与えていることが見て取れる資料が並んでいます。

 続いて「時雨忌大会の40年」のコーナーでは、「時雨忌全国俳句大会」を第1回から振り返っています。歴代の受賞作品は、パネルで紹介されているものに加え、日ごろ記念館を利用している書道教室『龍の穴』が揮毫したものが展示されていて、会期中は入れ替えを行いながら受賞作を紹介します。また、俳句大会の選者たちが実際に使用した直筆の講評用紙も展示されており、各選者たちがどのように評価をしているかを見ることができる貴重な機会となっています。

時雨忌俳句大会の40年

 最後には、「時雨忌大会の選者」として、金子兜太(とうた)氏や池田澄子氏などこれまでの「時雨忌」俳句大会の選者や講師として関わった俳人が色紙や短冊に句をしたためたものや、その代表作品が所狭しと並んでいます。芭蕉記念館の野呂次長によると、「この展示を見ると、これまでの『時雨忌俳句大会』に、現代で活躍している俳人の大多数が選者・講師として関わってもらってきたということが存分にわかると思う」とのことで、展示されている色紙などは、所蔵のものに加え、今回の展示のために新たに書いてもらったものも多数あるということです。

時雨忌俳句大会の40年

 時雨忌に合わせ、芭蕉記念館では展示のほかにも催しが行われました。10月9日(土曜日)には、俳人、エッセイストの黒田杏子(ももこ)氏による講演会「俳句の力~これまで そして これから」が開催され、「俳句」の可能性、俳句のこれからについて講演が行われました。感染症防止対策として参加者を絞っての開催となりましたが、集まった参加者は第一線で活躍する俳人の言葉に熱心に耳を傾けていました。

時雨忌俳句大会の40年

 また、10日(日曜日)には、第40回時雨忌全国俳句大会の授賞式が行われました。全国各地から計1,644句の投句があり、受賞者には賞状と記念品が授与されました。

[兼題部門]芭蕉記念館時雨忌賞受賞句
 「時雨忌や使ひ古しの旅鞄」 岸下庄二

[四季雑詠部門]芭蕉記念館賞受賞句
 「バターから剥がす銀紙冬めきぬ」 綾野まさる

 それぞれの受賞句の短冊は芭蕉記念館のロビーに1年間掲示されます。

時雨忌俳句大会の40年

 また、時雨忌全国俳句大会の句集は芭蕉記念館で1冊500円で販売されています。前年の講演会録も掲載されていますので、ご興味のある方はお求めください。

【開催概要】

●企画展 「時雨忌俳句大会」の40年 ~現代の俳人たち~

会期:9月30日(木曜日)から令和4年1月23日(日曜日)まで

期間中、10月30日(土曜日)、11月23日(火曜日・祝日)、12月12日(日曜日)の14時からは、担当職員によるミュージアムトークあり(要申込)

時間:9時30分から17時(入館は16時30分まで)

(休館日は第2・4月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日から令和4年1月1日)

場所:江東区芭蕉記念館(常盤1-6-3)

観覧料:常設展示室観覧料に含まれる

(大人200円・小中学生50円)

【問合せ先】

●芭蕉記念館(常盤1-6-3)

電話:03-3631-1448

関連ページ

芭蕉記念館(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
(URL:https://www.kcf.or.jp/basho/

お問い合わせ

政策経営部 広報広聴課 報道係 窓口:区役所2階22番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-2363

ファックス:03-5634-7538

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