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更新日:2017年1月19日

区政最前線~区長室から~平成27年12月

江東5区大規模水害対策協議会が始動

鬼怒川の堤防を決壊させた記録的豪雨は、低地に住む私たちに、あらためて水害の恐ろしさを見せつけました。
都内でも200年に一度の大雨になれば荒川が決壊し、多くの犠牲者が出るという想定を内閣府が出しています。
これを受け、東京の東部低地帯に位置する、墨田区、足立区、葛飾区、江戸川区、そして本区のいわゆる江東5区は、大規模な水害の発生が見込まれる際に、いかにして的確な避難指示を出し、区民の皆さんに確実に伝え、どのような方法でどこに避難すべきなのかなど、5区が協働して広域避難のあり方を検討し、その具体的な方針と対策を一体的に講じるために、「江東5区大規模水害対策協議会」を設置しました。
先月その第一回目の会議が江戸川区で開催され、各区の区長たちが集まりました。今後具体的な検討を重ね、来年の8月頃にその検討結果を発表する予定です。
荒川の決壊は、状況次第では自治体の域を超えた広域な避難行動が必要になります。本区は、昭和41年に、本区と墨田区の周りを囲む形で隅田川と荒川沿い、そして本区の南部をぐるりと繋いだ外郭堤防が完成以降、大規模な水害はほとんどありません。
しかし私たちの住む江東区は、その約3割が東京湾の干潮時の水面より低い土地です。近年の異常気象においては、先人が隅田川の氾濫を防ぐため、長年かけて掘り進めた荒川放水路の堤防を決壊させる豪雨を想定する必要があるのです。
自然災害は避けられません。しかし5区で知恵を出しながら、命を守る備えをしていくことは可能です。この協議会の場を有効に活用し、すべての区に実りあるものにして参ります。
ご期待ください。

東から江東区全景

東から江東区全景

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