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更新日:2017年1月19日
去る8月19日から、イタリアのミラノで開催されたパラカヌー世界選手権大会に、区内在住の高校3年生、瀬立モニカさんと、本区職員の諏訪正晃さんが、日本代表選手として出場しました。2人ともパラカヌーを始めてまだ1年程度ですが、世界の大舞台に出場したことを大変誇りに思っています。
今回の世界大会出場は、カヌー艇の寄贈、遠征費の寄付やボランティア支援など、地域のさまざまな方々からの、多くのご支援があって初めて実現しました。ご支援をいただいた皆様に、心より感謝を申し上げます。
私も最初は日本で応援する予定でしたが、二人の活躍が気になり、居ても立っても居られず、急遽現地に渡り、応援しました。
瀬立選手は出場選手中最年少、その上外国人選手は体の大きい選手が多く、練習を見ながら心配しましたが、二人とも決勝に進む活躍で、その心配も杞憂に終わりました。日程の都合で決勝は観戦できませんでしたが、瀬立選手は9位、諏訪選手は8位と、共に自己記録を更新しての素晴らしい成績でした。後日、二人は成績報告に訪れてくれました。瀬立選手は自分の力不足が悔しいと、涙ながらに報告してくれましたが、世界大会に出場しただけでも立派です。不慮の事故で車いすの生活となった、この二人の選手の、明るく強く、そして前向きな生き方に、私も元気をもらいました。今回が世界の壁への初挑戦です。5年後のパラリンピック東京大会を目標に、この挑戦はこれからも続きます。技術の向上や遠征経費の捻出など、今後も多くの皆さんの応援が必要です。みんなで一緒に応援して、みんなで一緒に夢を見ようではありませんか。
パラカヌー世界選手権大会に出場した瀬立選手と諏訪選手
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