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更新日:2017年1月19日

区政最前線~区長室から~平成26年12月

区政最前線~区長室から~平成26年12月

気が付けば師走。今年もあと今月を残すばかりとなりました。
来年は、東京大空襲から70年目を迎えます。区ではこの節目の年に、あらためて犠牲になられた多くの方の追悼と平和の尊さを訴えるため、3月10日に「東京大空襲被災70周年平和のつどい」を開催します。詳細は後日区報で改めてお知らせしますが、国民の大半が戦争の惨禍を知らない世代となった今、戦争の悲惨さや平和の大切さを、次の世代に語り継ぐ式典とする予定です。
歴史を語り継ぐ、災害の様子を伝える、先人の技術を残す等、次の世代に情報や技術を継承して行くことは、今を生きる私たちの大切な役目だと思います。先の東日本大震災では、海辺で大きな地震にあったら、次に津波が来るので、各自それぞれ急いで高台へ逃げなさいという、「津波てんでんこ」の言い伝えが人命を救いました。
区内には、東京大空襲や学童疎開の体験を、こどもたちに話してくれる方もいらっしゃいます。大事なことです。区においても江東区史をはじめ数多くの記録を冊子として刊行しています。特に30年程前、当時の高齢者の方々から災害の体験や日常生活の様子を聞き取って記録した6冊の江東ふるさと文庫は、今や幾多の災害を受けて資料の少ない本区の出来事などを知る、貴重な資料となっています。
時代とともに生まれる新たな行政課題を解決して行くためには前例踏襲では前進しません。しかし過去の事象や、先人の体験を学ぶことは、必ずその解決の糸口へと導きます。過去を学び、そのうえで、現在を的確に把握し未来を見つめてゆくことが大切です。

東日本大震災後3か月後の区長視察(宮城県南三陸町の様子)

東日本大震災後3か月後の被災地視察(宮城県南三陸町)

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ファックス:03-5634-7538

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