区政最前線～区長室から～平成26年6月

先月5日、こどもの日の早朝に起こった地震には驚きました。首都直下地震の発生が言われている中、ついに来たかと気を引き締めましたが、都内では千代田区の震度5弱が最大震度で、本区では震度4を記録したものの大きな被害もなく、ほっと胸をなで下ろしました。
東日本大震災から3年が経ち、皆さんの中ではあの記憶が徐々に薄れてきてはいませんか。
いざという時の安全確保は、まずは自分自身で身を守る「自助」。次に近隣の助け合い「共助」が大切です。この共助の力を一層高めるため、区では昨年度より、学校の避難所を中心とした、災害時の地域連携の仕組みづくりに取り組んでいます。地域の関係団体や学校の職員、区の職員等が集まって「学校避難所運営協力本部連絡会」を学校ごとに立ち上げました。この場で災害が発生した場合の役割分担など、より具体的な動きの確認をしています。自然災害は避けられませんが、事前の対策を講じ、被害を軽減する事は可能です。地域の力を合わせて発災時の被害を最小に抑え、人とまちを守るのです。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
さて、6年後のオリンピック・パラリンピック開催にあたり、本区内には17の競技場が配置される予定です。そこで現在、本大会後も見据えたまちづくりや「おもてなし」などを検討しています。そして、今後私はぜひとも、区民の皆さんの生の声を直接お伺いする機会を設けたいと考えています。詳細が決まれば改めてお知らせしますのでどうぞご期待ください。
皆さんの知恵と協力をいただきながら、みんなで一緒にこの大会を成功させましょう。