区政最前線～区長室から～平成25年7月

天皇皇后両陛下　越中島小学校行幸啓（ぎょうこうけい）

去る5月23日、区立越中島小学校を、天皇皇后両陛下にご訪問いただきました。
天皇皇后両陛下におかれましては、こどもの日と敬老の日にちなんだ施設訪問を恒例行事とされていますが、本年度のこどもの日にちなんだ行幸啓としてご訪問いただきました。公立小学校への行幸啓は初めてとのことで、誠に光栄なことです。
当日は3年生と6年生の国語の授業、そして2年生の生活科の授業をご覧いただきました。
最初の国語は、俳句の授業です。6年生は児童全員がそれぞれ作った俳句を黒板に張り出し、それを全員で批評し合うという句会形式の授業でしたが、両陛下はこどもたちの間をまわり、「これからも良い句を作ってくださいね」などの、温かいお言葉かけをいただきました。
次に2年生の生活科の授業は、敷地内のビオトープでの自然観察でした。両陛下は、こどもたちに囲まれながら校長の説明を受け、都会の中の自然をやさしいまなざしでご覧いただきました。
その後は校長室にて、両陛下と校長、私や文部科学大臣、関係者も交えての懇談の時間です。
私は区長就任以来、平成21年のシルバー人材センター、昨年の富岡八幡宮本祭りに続き、両陛下との懇談は3回目となりますが、いつの時も両陛下に接し、その心やさしいお人柄に感動を新たにしています。
お帰りの際も両陛下は、校庭にいたこどもたちに、笑顔でいつまでも手を振ってくださいました。
今回のご訪問では、区が取り組んでいる特色ある教育をご聴取、ご覧いただくことができました。今後も引き続き、本区のこどもたちのために、全力で取り組んでまいります。

校内のビオトープで、児童に活動の様子をお尋ねになる両陛下