区政最前線～区長室から～平成25年4月

3月中旬、2か所の注目すべき観光施設がオープンしました。
1か所目は、旧中川・川の駅です。足湯やカフェのあるにぎわい施設があり、旧中川や小名木川の散策の拠点に活用していただきたいと思っています。旧中川は、約40年の歳月により整備され、土の堤防が河原の風情を醸し出しています。小名木川沿いの遊歩道には柳や松が彩りを添えています。
本区はご存じのとおり、西に隅田川、東に荒川と大きな川を置き、北からスカイツリーに続く北十間川、スポーツ公園ともなっている竪川、時代小説に登場する小名木川、大江戸深川さくらまつりの大横川などなど内部河川や運河が縦横に走っています。私はこの「川の横丁」を、もっと区民にも楽しんでいただきたいと思っています。
2か所目は、亀戸梅屋敷です。決して大がかりな施設ではありませんが、亀戸の歴史が薫る重厚な施設になりました。土地の売却先が区であるならば、と採算を抜きに売却に応じた金融機関の心意気と、もっと亀戸を盛り上げたい、との地元の熱意に、私自身も決断させていただき、土地だけは区が取得いたしました。交流施設「梅結館」は、イベントに貸し出すこともできるスペースを有し、今は、歌川広重の浮世絵や江戸切子の作品が飾られています。地元亀戸でしか買えない土産品を多く取り揃えた「福亀館」も好評です。
亀戸梅屋敷を発着場とした水陸両用バス「スカイダック」は、旧中川・川の駅で進水します。
進水の瞬間は、乗って楽しく、見ていても心躍るものです。
区内外の方々には、区内全域にわたり区の魅力を、存分に感じていただきたいと思います。