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更新日:2017年1月19日
平成20年10月、区内の産婦人科に搬送された妊婦が、救急受け入れを8つの病院で拒否され、何とか墨東病院で出産したものの、3日後に亡くなられる、という痛ましい事故がありました。
この時私は、周産期医療体制の充実について国に緊急要望を行うとともに、子育て世代が急増する本区の南部地域に、小児医療と周産期医療を重点化した総合病院を建設する、と強く決意いたしました。
翌月の11月には、石原都知事に直談判し、異例のスピードで都有地を確保、年明け早々の平成21年1月には「南部地域における総合病院整備推進本部」を発足し、全庁あげて病院設置に取り組んでまいりました。事業者の選定、諸々の手続きを経て、23年6月の工事着工以来、26年3月の開院に向け現在着々と工事が進んでおります。
都議会議員当時、南砂駅前に順天堂高齢者医療センターを誘致しました。名称に「高齢者」とありますがいわゆる総合病院で、今回の事業は、私の政治活動における2つ目の総合病院建設であり、江東区民に大きな貢献ができたと自負しております。
本年10月には、病院の整備費のため、2度目の住民参加型市場公募債「こうとう未来債」を販売しました。5年満期の起債は、今支払う整備費を区民からお借りして支払い、5年後に返済する、ということで、これは、これから税金を納める方々にもご負担いただくことになります。販売状況から、区民の病院整備への期待と区政への参加意識を強く感じました。区民の生命と健康を守るために、医療の充実は欠かせません。この病院が広く区民の健康に寄与するよう事業者と協議を重ねてまいります。
女性とこどもにやさしい(仮称)昭和大学新豊洲病院イメージ
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