区内野鳥生息状況
野鳥生息調査結果
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| かわせみ |
江東区環境基本計画に基づき、野鳥の生息調査を実施することにより、江東区内の野鳥生息状況を定期的に把握し、野生生物保護と生態系保全の基礎資料としています。
(2)調査期間
平成22年6月から平成23年2月まで。
(3)調査地域(平成22年度)
野鳥生息調査地域と調査地域の特性
1 都立亀戸中央公園 [旧中川沿いの都市公園]
2 都立猿江恩賜公園 [横十間川沿いの都市公園]
3 仙台堀・横十間川親水公園 [江東内河川沿いの親水公園]
4 荒川(新木場)周辺 [大きな河川とその河川敷の水辺公園]
5 豊洲運河(越中島)周辺 [大きな河川とその河川敷の水辺公園]
(4)調査方法
定点センサス法またはロードセンサス法により観察される水鳥の種類と出現数を記録しました。なお、本調査ではカイツブリ科、ウ科、サギ科、ガンカモ科、クイナ科、チドリ科、シギ科及びカモメ科の8科に属する野鳥を水鳥としました。
(5)調査結果
【1】 概要
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| 亀戸中央公園隣旧中川 キンクロハジロ |
出現した水鳥の上位5種類は、①キンクロハジロ1,024羽(30.5%)、②スズガモ455羽(13.6%)、③オナガガモ399羽(11.9%)、④カワウ336羽(10.0%)、⑤ヒドリガモ290羽(8.6%)の順であり、これら上位5種類で出現総数の74.6%に達しました。
シギやチドリも水鳥の代表ですが、出現数はシギ科2種17羽のみであり、少ないことがわかりました。
【2】 月別調査結果
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| 猿江恩賜公園 カルガモ |
出現種類7種で140羽であり、この時季は水鳥が少なく、カモ類では、カルガモが仙台堀・横十間川親水公園などで36羽出現し、繁殖していることが確認されました。カルガモのほかはオナガガモ2羽が出現しました。カワウは豊洲運河などで82羽、サギ類は3種、16羽が出現しました。亀戸中央公園では水鳥は1羽も出現しませんでした。
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イ.9月の調査結果 出現種類9種で389羽であり、6月と比べて出現数が増加しました。カモ類ではカルガモが60羽出現しました。9月は秋のシギ・チドリの渡りの時季であり、チュウシャクシギ2羽が新木場で出現しましたが、チドリ類は出現しませんでした。カモメ類ではウミネコが新木場、豊洲で81羽が出現しましたが、越冬地への渡りの途中と考えられます。カワウは6月には82羽でしたが、豊洲など3地域で212羽出現しました。 |
![]() 仙台堀川公園・横十間川親水公園 アオサギ |
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| 新木場緑道公園 ハクセキレイも見られます。 |
出現種類17種で867羽であり、9月と比べて種類数、出現数ともにさらに増加しました。これはカモ類などの水鳥が越冬のために区内の水辺に飛来したことによります。とくにカモ類は9月がカルガモ1種のみ60羽であったのに対して、12月は8種類、763羽に激増しました。出現数の上位3種は、キンクロハジロが326羽でカモ類に占める割合が43%、ホシハジロが136羽で18%、オカヨシガモが94羽で12%でした。カモメ類では、冬鳥のユリカモメが12羽出現しました。サギ類は4種出現しました。本区では少ないダイサギが亀戸で1羽出現しました。冬になると本区の水辺は野鳥でにぎやかとなります。
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| 亀戸中央公園隣旧中川 オナガガモ |
出現種類17種1066羽であり、12月と比べて増加しました。カモ類は8種類、895羽であり、そのうちキンクロハジロが535羽でもっとも多く、ついでオナガガモ131羽、オカヨシガモ59羽の順で出現しました。カモメ類では、セグロカモメとユリカモメが計122羽出現しました。カイツブリ類では荒川河口部の新木場でハジロカイツブリ4羽が出現しました。
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| 新木場緑道公園(荒川) カンムリカイツブリ |
出現種類17種944羽であり、1月についで出現数が多くなりました。カモ類は8種、880羽でした。キンクロハジロが540羽でもっとも多く、カモ類に占める割合が61%でした。カモメ類は、セグロカモメ9羽のみでユリカモメは出現しませんでした。また、カイツブリ類のカンムリカイツブリが1羽出現しました。
【3】 地域別調査結果
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| 仙台堀川・横十間川親水公園 キンクロハジロ |
年間で5種、のべ80羽が出現しました。出現数が平成20年度の514羽と比べて大きく減少しました。これはユリカモメが今年度は50羽しか出現しなかったからです。ここの特徴は、公園東側を流れる旧中川に冬季のあいだカモ類やユリカモメが集まることですが、出現したカモ類は2種、26羽のみでした。20年度まではオナガガモが多く見られましたが、今年度はもっとも多い2月でも22羽でした。他の地域ではふつうに見られるカルガモはここでは出現しませんでした。また、1月にヒドリガモが3羽出現しました。ユリカモメは1月に50羽出現しました。例年出現するシギ類のイソシギは出現しませんでした。
イ.猿江恩賜公園
年間で7種、のべ193羽が出現して、昨年度より100羽少なくなりました。公園内に3つの池があり、また東側に横十間川があるため冬季にカモ類などが集まります。冬季に50羽ほどのオナガガモ、9~39羽のキンクロハジロ、20羽ほどのカルガモが出現しました。ここでは例年出現するコガモ、ユリカモメは出現しませんでした。なお、12月と2月にカワセミが1羽出現しました。ここで越冬している個体と考えられます。
ウ.仙台掘川・横十間川親水公園
年間で11種、のべ504羽が出現して、出現数が昨年度より47羽増加しました。冬季に公園中央の「野鳥の島」周辺や、その西側の仙台堀川にカモ類が多く出現します。もっとも多いのはキンクロハジロで、冬季に毎回52~62羽出現しました。カルガモは毎回30~37羽出現して、初夏にはここで繁殖しています。その他オナガガモ、ホシハジロ、マガモが出現しました。横十間川と仙台堀川の交差点にある「野鳥の島」ではゴイサギ、アオサギ、コサギが出現しました。12月と1月にはユリカモメが出現しました。9月にカワセミが1羽出現しました。
エ.荒川(新木場)周辺
年間で13種、のべ232羽が出現しました。ここは荒川の河口にあたり、内湾の水鳥が出現するのが特徴です。出現したカモ類は4種類で、内湾に生息するスズガモのほかヒドリガモ、カルガモ、キンクロハジロが出現しました。
内湾に生息するカイツブリ類であるカンムリカイツブリが2月に1羽、ハジロカイツブリが12月と1月に出現しました。
カモメ類では、ウミネコが9月に26羽しました。シギ類ではイソシギが2月に出現しました。
オ.豊洲運河(豊洲1丁目周辺)
年間で17種、のべ1,918羽が出現し、出現数が昨年度より477羽増加しました。また、種類数、出現数ともに6調査地域でもっとも多くなりました。8種類のカモ類のほか、カワウ、サギ類、オオバン、カモメ類が出現しました。
カモ類ではキンクロハジロが2月に478羽、12月に464羽出現したほか、ホシハジロが12月に129羽、オカヨシガモが12月に94羽、スズガモが12月に50羽、そのほかマガモ、カルガモ、ヒドリガモが出現しました。
カモ類以外ではオオバンが冬季に3回出現し、12月には22羽が出現しました。シギ類はイソシギのみ3回出現しました。カモメ類ではウミネコが9月に55羽、セグロカモメが1月に16羽出現しましたが、ユリカモメは出現しませんでした。コアジサシは夏鳥として渡来し日本で繁殖するアジサシ類で、近年生息数が激減していて絶滅危惧種に指定されている貴重な水鳥ですが、出現しませんでした。
カワウは毎回出現し、最大数は9月に207羽でした。サギ類ではダイサギ、コサギ、アオサギが出現しました。カイツブリ科のカイツブリが2月に1羽出現しました。
![]() 水鳥の群れ(新木場緑道公園から浦安方面を見たところ) |
| 新木場緑道公園では、メジロやモズが見られることもあります。 |
![]() メジロ モズ |
【4】 経年変化
平成14年度からの水鳥の経年変化をみると、水鳥は毎年減少していましたが、21年度に増加しました。22年度は21年度とほぼ同じ結果でした。この増加傾向が今後続くかが注目されます。
ア.カイツブリ類
毎年2~3種、8~34羽が出現しました。全水鳥に対する出現率は0.2~1.0%でした。カンムリカイツブリが毎年度出現するのが特徴です。
イ.ウ類
カワウのみ出現しました。出現数は314~593羽でした。出現率は5.5~10.5%でした。15年度からは出現数が300羽台で、ほぼ一定しています。
ウ.サギ類
毎年4~5種、48~111羽が出現しました。ダイサギがまれに出現しました。出現率は0.8~2.8%でした。
エ.カモ類
毎年9~10種、2,054~3,623羽が出現しました。出現率がもっとも高く、58.5~80.4%を占めました。水鳥の半数以上がカモ類です。ここ数年はキンクロハジロ、オナガガモ、スズガモの比率が高くなっています。カルガモは18年度までは出現数が400羽台で安定していましたが、19年度からは200羽前後に減少しました。
オ.シギ・チドリ類
これまで7種、1~98羽が出現しましたが18年度からは1~2種のみ出現し、種類、出現数ともに減少しています。出現率は0.0~1.7%でした。本区は長い海岸線に恵まれながらも、シギ・チドリが好む干潟の部分が極めて少ないことがシギ・チドリ類の少ない原因の1つと考えられます。
カ.カモメ類
カモメ類は3種、それとアジサシ類のコアジサシ1種が出現しました。カモメ類の出現数は15年度の1,876羽をピークにその後減少して、21年度は184羽でした。
夏季に日本で繁殖するコアジサシは、近年生息数が大きく減少している希少種ですが、0~16羽のみ出現しました。21、22年度は出現しませんでした。
キ.オオバン
これまでのべ2~50羽が出現しました。22年度がもっとも多く出現しました。
ア.カイツブリ類
毎年2~3種、8~34羽が出現しました。全水鳥に対する出現率は0.2~1.0%でした。カンムリカイツブリが毎年度出現するのが特徴です。
イ.ウ類
カワウのみ出現しました。出現数は314~593羽でした。出現率は5.5~10.5%でした。15年度からは出現数が300羽台で、ほぼ一定しています。
ウ.サギ類
毎年4~5種、48~111羽が出現しました。ダイサギがまれに出現しました。出現率は0.8~2.8%でした。
エ.カモ類
毎年9~10種、2,054~3,623羽が出現しました。出現率がもっとも高く、58.5~80.4%を占めました。水鳥の半数以上がカモ類です。ここ数年はキンクロハジロ、オナガガモ、スズガモの比率が高くなっています。カルガモは18年度までは出現数が400羽台で安定していましたが、19年度からは200羽前後に減少しました。
オ.シギ・チドリ類
これまで7種、1~98羽が出現しましたが18年度からは1~2種のみ出現し、種類、出現数ともに減少しています。出現率は0.0~1.7%でした。本区は長い海岸線に恵まれながらも、シギ・チドリが好む干潟の部分が極めて少ないことがシギ・チドリ類の少ない原因の1つと考えられます。
カ.カモメ類
カモメ類は3種、それとアジサシ類のコアジサシ1種が出現しました。カモメ類の出現数は15年度の1,876羽をピークにその後減少して、21年度は184羽でした。
夏季に日本で繁殖するコアジサシは、近年生息数が大きく減少している希少種ですが、0~16羽のみ出現しました。21、22年度は出現しませんでした。
キ.オオバン
これまでのべ2~50羽が出現しました。22年度がもっとも多く出現しました。


