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更新日:2018年7月2日

東京都からの豊洲市場に関する報告を受けての議長コメント

 平成30年6月29日開会の清掃港湾・臨海部対策特別委員会において、豊洲市場の開場について、東京都より書面による謝罪と今後の対応に係る決意表明がありました。

   それを受けて、佐藤信夫議長がコメントを発表しました。

佐藤信夫議長のコメント

 昨年12月に豊洲市場の開場日が決定しましたが、本区議会が市場受入れに当たり東京都と交わした3つの約束について、都は全力で取り組んでいくと述べたにもかかわらず、実現に向けた進展や十分な説明がなく、実質的な協議が行えないという憂慮すべき事態に陥っていました。

   さらに、5月末、都は千客万来施設の整備について、区への情報提供を一切行うことなく、これまでの説明内容を一変させたことから、都と区及び区議会との信頼関係は、大きく損なわれるに至りました。

   こうした状況の中、6月29日開会の清掃港湾・臨海部対策特別委員会においては、都側から今後の方向性や取組を示した資料が提出され、内容について報告があったほか、長谷川副知事が区役所本庁舎を訪れ、区長並びに正・副議長、正・副委員長に対し、直接の謝罪と説明がありました。

   そのうち、本区の長年の悲願である地下鉄8号線の延伸に関しては、「優先的に進めるべきという区の強い思いなども踏まえ、今年度中を目途に、事業スキームの構築に向け取り組んでいく」と明記されるなど、これまでにない踏み込んだ内容が提示されており、一定の評価はできるものの、バス路線の新設については、説明に不透明な部分がありました。また、千客万来施設については、具体的な整備スケジュールや、都が行うにぎわい創出の方法などについて提示がなく、土壌汚染対策についてもいまだ完了していないなど、各委員から厳しい意見が出されました。

    本区議会は、これまでの都の対応から、市場移転延期の決議に踏み切らざるを得ない可能性も示唆していたところですが、今回の報告内容には、課題解決への一定の前進と今後の取組への決意が示されたものと斟酌し、決議については留保することとしました。しかしながら、豊洲市場の開場があと3か月あまりと迫っている現状を踏まえると、積み残しとなった課題に進展が見られない場合は、改めて何らかの意思表示をする必要があると考えます。

   まず、千客万来施設については、速やかに事業者と書面による協定書を締結し、着工から整備完了までのスケジュールを決定するとともに、都が行うにぎわい創出の方法などについて明らかにすることが早急に求められます。また、土壌汚染対策においても、安全・安心に向けた対策を適切に進めるとともに、豊洲地区全体の風評被害払拭のための取組を一層進めるべきです。さらに、地下鉄8号線延伸についても、東京都が先頭に立ち、早期建設に向けた国等との協議を行うことで、確実に今年度中に事業スキームを構築することを求めます。

   本区議会は、引き続き東京都に対して、区への報告や協議を精力的に行うとともに、約束を確実かつ速やかに履行するよう強く求めてまいります。

平成30年7月2日

江東区議会議長 佐藤 信夫

豊洲市場に関する過去の議長コメント

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