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更新日:2023年6月13日

大気汚染常時測定

大気汚染物質の測定体制

区では、区内3地点に一般環境大気測定局を設置して、大気中の汚染物質を常時測定しています。
また、区内には東京都が設置している一般環境大気測定局が1局(大島)と自動車排出ガス測定局が2局(亀戸・辰巳)あります。

一般環境大気測定局(区設置)

測定局

所在地

測定項目

東陽測定局

東陽4-11-28(区役所庁舎)

窒素酸化物(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、風向風速、

二酸化硫黄(SO2)、光化学オキシダント(Ox)

豊洲測定局

豊洲4-11-18(深川第五中学校)

窒素酸化物(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、風向風速

亀戸測定局

亀戸7-41-16(青少年交流プラザ)

窒素酸化物(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、風向風速

 

二酸化窒素(NO2

物が高温で燃焼するときに、空気の約80%を占める窒素(N2)が酸化されてできるガスです。
発生源としては自動車、ボイラー、焼却炉等多岐にわたり、自動車によるものが約70%を占めるとされています。
大気中には一酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2)の形で存在します。
燃焼直後は一酸化窒素が多くを占めますが、徐々に酸化されて二酸化窒素に変わります。
このため、環境基準は二酸化窒素についてのみ定められています。

令和4年度は、すべての測定局で環境基準を達成しました。
また、区内における年平均濃度は少しずつ減少する傾向にあります。

環境基準達成状況(令和4年度)

 

有効測定
日数

測定
時間

1時間値

日平均値

環境基準

達成状況

平均値

最高値

0.2ppm
超過

0.1ppm
以上
0.2ppm
以下

最高値

0.06ppm
超過

0.04ppm
以上
0.06ppm
以下

年間
98%値

単位

時間

ppm

ppm

時間

時間

ppm

ppm

適否

評価基準

 

 

   

 

 

 

 

 

≦0.06

 

東陽

363

8,671

0.015

0.073

0

0

0.049

0

2

0.034

豊洲

364

8,670

0.017

0.081

0

0

0.046

0

3

0.035

亀戸 364 8,673 0.016 0.074 0 0 0.047 0 2 0.035

(長期的評価)
年間の1日平均値のうち、測定値の低い方から98%に相当するものが0.06ppm以下の場合は環境基準が達成され、0.06ppmを越えた場合は達成されないものと評価する。

浮遊粒子状物質(SPM)

大気中に存在する微粒子のうち、直径が10マイクロメートル(1/100mm)以下のものです。
発生源は煙突からの煙、ディーゼル車の黒煙、路面の磨滅から出る粉じん、風により舞い上がる土埃等があります。
粗大な粒子は、発生源の近くで比較的速やかに地表に落ちて降下ばいじんとなりますが、微細な粒子は、長時間大気中に滞留します。
人体への影響も懸念されることから、直径が10マイクロメートル以下の浮遊粒子状物質については環境基準が設定されています。

令和4年度は、すべての測定局で環境基準を達成しました。
また、区内における平均濃度は少しづつ減少する傾向にあります。

環境基準達成状況(令和4年度)

 

有効

測定

日数

測定

時間

1時間値

日平均値

環境基準
達成状況

平均値

最高値

0.2mg/

立方メートル
超過

最高値

2日以上
連続有無

0.1mg/

立方メートル
超過

年間2%
除外値

短期的
評価

長期的
評価

単位

時間

mg/立方

メートル

mg/立方

メートル

時間

mg/立方

メートル

 

mg/立方

メートル

適否

適否

評価基準

 

 

 

≦0.20

 

≦0.10

 

 

≦0.10

 

 

東陽

362

8,708

0.013

0.146

0

0.043

0

0.029

豊洲

363

8,707

0.014

0.131

0

0.044

0

0.033

亀戸 363 8,714 0.015 0.134 0 0.042 0 0.034

(短期的評価)
1時間値の1日平均値が0.10mg/立方メートル以下であり、かつ、1時間値が0.20mg/立方メートル以下の場合は環境基準が達成され、超えた場合は達成されないものと評価する。

(長期的評価)
年間の1日平均値のうち、測定値の高い方から2%の範囲にある日数を除外した後の最高値が0.10mg/立方メートル以下の場合は環境基準が達成され、0.10mg/立方メートルを超えた場合は達成されないものと評価する。ただし、1日平均値について環境基準を超えた日が2日以上連続した場合には非達成と評価する。

光化学オキシダント(Ox)

大気中の窒素酸化物や炭化水素などが光化学反応を起こして生成される酸化性物質の総称で、その大部分がオゾンです。
春から夏にかけて多く発生し、日照(紫外線)の程度に左右されます。
区では、東陽測定局で光化学オキシダントの測定を行っています

令和4年度は、環境基準の0.06ppmを超えた時間が163時間で、環境基準を達成しませんでした。
また、区内における年平均濃度は年度による変動はあるものの平成25年度以降は横ばいの状況が続いています。

環境基準達成状況(令和4年度)※昼間:5時~20時

 

有効測定
日数

昼間の
測定時間

昼間の1時間値

昼間の日最高
1時間値
平均値

環境基準
達成状況

平均値

最高値

0.06ppm超過

0.12ppm以上

単位

時間

ppm

ppm

時間

時間

ppm

適否

評価基準

 

 

 

≦0.06

 

 

 

 

   

東陽

362

5,442

0.030

0.165

163

46

5

2

0.044

不適

(短期的評価)
昼間の1時間値が0.06ppm以下の場合は環境基準が達成され、0.06ppmを越えた場合は達成されないものと評価する。

二酸化硫黄(SO2

燃料中に含まれている硫黄分が燃焼により酸化されて発生するガスです。
昭和40年以前には大気汚染の元凶でしたが、脱硫技術の発達などにより昭和41年度をピークに減少しています。
区では、東陽測定局のみで二酸化硫黄の測定を行っています。

令和4年度は環境基準を達成しました。また、区内における年平均濃度は低い水準での横ばい傾向にあります。

環境基準達成状況(令和4年度)

 

有効測定
日数

測定
時間

1時間値

日平均値

環境基準達成状況

平均値

最高値

0.1ppm
超過

最高値

2日以上
連続有無

0.04ppm
超過

年間2%
除外値

短期的
評価

長期的
評価

単位

時間

ppm

ppm

時間

ppm

 

ppm

適否

適否

評価基準

 

 

 

≦0.10

 

 

 

 

≦0.04

 

 

東陽

364

8,677

0.001

0.016

0

0.001

0

0.003

(短期的評価)
1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.10ppm以下の場合は環境基準が達成され、超えた場合は達成されないものと評価する。

(長期的評価)
年間の1日平均値のうち、測定値の高い方から2%の範囲にある日数を除外した後の最高値が0.04ppm以下の場合は環境基準が達成され、0.04ppmを越えた場合は達成されないものと評価する。ただし、1日平均値について環境基準を超えた日が2日以上連続した場合には非達成と評価する。

風向・風速

大気汚染に影響を与える要素の一つとして風向と風速を測定しています。

計器の設置高さが測定局により異なるため一概に比較できませんが、風向において夏は南風が多く、冬は北風が多くなっています。
風速においては、豊洲測定局が東陽測定局及び亀戸測定局に比べ弱い傾向を示しています。

東陽測定局

風向風速計

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お問い合わせ

環境清掃部 環境保全課 調査係 窓口:防災センター6階8番

郵便番号135-8383 東京都江東区東陽 4-11-28

電話番号:03-3647-6148

ファックス:03-5617-5737

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