区政最前線～区長室から～平成29年9月

地域の団結で防災力を向上

毎年恒例の江東花火大会で８月がスタートし、区内各所ではたくさんの夏祭りや盆踊りが行われました。また、深川八幡祭りは３年に一度の本祭りが行われ、通りは人と神輿で埋め尽くされ大変な盛り上がりでした。
各地域が神輿を中心に一つになり、「わっしょい」の力強い掛け声の中、前へ前へと進む姿はまさに圧巻でした。
本祭りや地区祭りを通じて、地域コミュニティの充実と、各地域の強い団結力を実感することができました。地域の繋がりは、大規模災害の発生といった、いざという時に助け合うことができる大きな力となり、安全で安心なまちづくりに役立てることができます。
７月の九州北部地方の豪雨、秋田県の記録的な大雨は、広範囲に甚大な人的被害、物的被害をもたらし、国から激甚災害に指定されました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧と復興をお祈り申し上げます。また、８月に上陸した台風５号は動きがゆっくりで荒天が長い時間続くなど、これまでの経験や予測を超えた災害が頻発しています。
本区は過去に多くの風水害に見舞われましたが、外郭堤防の完成をはじめ、内部河川・運河の護岸整備や下水道の整備等を充実して水害に強いまちづくりを進めてきました。しかし、自分や家族の命を守るためには、一人ひとりの防災意識を高め、地域が総力で臨むことが大切です。自分の命は自分で守る「自助」と、地域の住民や事業者が互いに助け合うという「共助」の意識を醸成して、区民と行政が一体となった地域防災力を高めてまいります。